本作はボン・ジョヴィ、唯一のライヴアルバム。いつも通っているCDショップで100円で放置されているのを購入。今更ながらボン・ジョヴィの記事をアップすることに気恥ずかしさを感じつつも、やっぱりライヴ映えするバンドだなあと感心した次第。
80年代前半を洋楽リアルタイムで育った私は、ボン・ジョヴィのデビューアルバムにしびれました。そしてセカンドアルバム「7800° FAHRENHEIT」をピークに、ボン・ジョヴィ熱は急に冷めていってしまいました。ですからボン・ジョヴィのアルバムをじっくり聴くのは20年振りかもしれません^^;。
ちなみに当時私が大好きだった曲が「She don't know me」という曲。なぜ主語が「She」なのにdoesn'tではなくてdon'tなのか、真剣に考えてました(笑)。
懐かしい初来日の映像です。
https://www.youtube.com/watch?v=mDCeCW0vppA我々世代にとっては耳にタコが出来るほど聴かされていた②「Livin' on a Prayer」。ワウワウと聴こえてくるリッチーのTalking modulatorはライヴでは異様に強調されてますね。この曲を聴くたびに、仕事上では非常におとなしい先輩がカラオケでは大豹変、この曲をジョン・ボン・ジョヴィさながらに振り付きでいつも歌っていたのを思い出します。
本作では見事に流れるように続く③「You Give Love A Bad Name」と②はセットですね。
デビューアルバムをこよなく愛していた私にとって、この2曲のモンスターヒットは非常に複雑な心境でした。どこか手の届かないところへ彼等が行ってしまったような・・・、そんな心境でしょうか?
ひさしぶりに聴いた④「Keep the Faith」。これは1992年のヒット曲ですが、当時は全く聴きこんでませんでした。ラジオからしつこく流れてくるのを聴いていたくらいですね。
でもこの曲、イントロのソウルフルなベースといい、非常にかっこいい曲だったんですね。ハードロックとファンクソウルが融合した見事な楽曲です。
ドラムがソウルマンでしたら、もっとグルーヴが出ていいんでしょうね(もちろんティコのドラミングも素晴らしいですが・・・)。
⑨「Runaway」、⑩「In and Out of Love」は1985年の来日音源です。後に麻倉未稀にカバーされることになる「Runaway」は日本人好みのメロディかもしれません。懐かしいですね~。
ライヴバージョンの「In and Out of Love」はオリジナルとはイントロがすこし違い、最初はよく分かりませんでしたが、このライヴバージョン、かっこいいですね。ハードロックバンドらしいギターのリフが心地いいです。
そしてある意味、100円という値段に釣られたのではなく、この曲を聴くために本作を購入したといってもいい⑪「I Don't Like Mondays」。もちろんあのボブ・ゲルドフ率いるブームタウンラッツの1979年の大ヒット曲のカバーです。
ここではそのボブが登場しております。
この曲、とてもポップなメロディが印象的ですが、実は悲愴感漂う楽曲であることはご存知でしょうか?
1979年1月29日、米国カリフォルニア州サンディエゴで起きた銃乱射事件。16歳の少女が自宅から小学校に向けて銃を乱射した事件ですが、校長・教頭が亡くなっております。
その少女の事件を起こした理由・・・・
「Tell me why?」 「I don't like Mondays・・・」
この不条理な、全くナンセンスな理由が当時、騒がれてました。それをボブ・ゲルドフはポップなメロディでシニカルに歌ってみせたのでした。
このコラボ映像、本作と同じようなアレンジで演奏してますのでアップしておきます。
久々に聴くボン・ジョヴィ・・・、いいですね~。デビューアルバム当時の初々しさは全くなくなりましたが、今後も我々をワクワクさせてほしいものです。