Paul Davis氏、死去、享年60歳ブログ仲間の
airplay0105さんの記事でポール・デイヴィスの死去を知りました。早速米国wikiにてチェックしてみると確かにborn April 21, [[1948 - April 22, 2008] ] in Meridian, Mississippiとありますね。
ポール・デイヴィスというと私のなかではやはり本作ですね。
ポールのレコードデビューは1970年。相当なベテランです。また名曲「Cool Night」や「I Go Crazy」の洒落たイメージの強いポールですが、彼の基本はポップスだと思います(古くはカントリーとか土臭い音楽をやってましたね)。
ですから本作を最初に聴いたとき、「AORのアルバムと呼ぶにはどうかな」と思ったものです。
このジャケット、見事に①「Cool Night」の世界観を現してますね。この「Cool Night」は夕暮れに聴くAORのベストな曲の1曲でしょう。大好きな1曲です。
ちなみにオリジナルのジャケは以下のようなもの。ジャケといい、ポールの容姿といい、「Cool Night」の世界観とはえらい違いますね。
②「You Came to Me」以下は秀逸なポップスが並びます。ただし前述の通り、「Cool Night」のような夕暮れAORを期待すると失敗するかもしれませんね。
ただ⑤「Oriental Eyes」なんかは「Cool Night」系の落ち着いた感じのAORトラックです。
本作を聴いていちばん驚いたのは⑥「'65 Love Affair」ですかね~。この曲、洋楽を聴き始めた頃に、よくラジオから流れてました。ですからこの曲が、あのクールなポール・デイヴィスの曲と知ったときは驚きました。これは良質なポップスです。
モータウン系の明るいリズムに、ドゥーワップ系の楽しいコーラス。間奏なんか楽しいですね。これはAORというよりポップスとして大好きな1曲です。
この添付映像も全く意味がありません。曲のみご堪能下さい。尚、添付のYouTubeのコメントには、ここ数日彼のお悔やみのコメントが結構書き込まれてますね。
本作発表後、ポールはなぜか第一線から退きます。なかなかの良作を発表していながら、何の心境の変化なのか?
彼の死は残念ですね。心からお悔やみ申し上げます(RIP)。