ブルースとカントリーがブレンドされたオールマンの名盤オールマンブラザーズといえば、1971年に発表された「フィルモア・イースト・ライヴ」があまりにも有名であり、ライヴアルバムの誉れ高き名盤として挙げられます。ただポップス大好き人間の私としては、2枚組アルバム・収録曲7曲というアドリブ満載のブルースロックには完全に馴染めないというのが正直な感想です^^。
一方今回採り上げた1973年発表の本作、これは大好きです。根っからのオールマン・ファンにとっては亜流と思われるかもしれませんが、従来のブルース色は抑えられ、代わりにカントリーフレイヴァーがいい感じでブレンドされ、曲も聴き易いものとなりました。

オールマンといえば「スカイドッグ」ことデュアン・オールマンのスライド・ギターが有名であり、前述の「フィルモア・イースト・ライヴ」はそのデュアンが大暴れしています。しかしデュアンは同アルバム発表後、1971年10月29日、交通事故で他界してしまいます。
その後バンドはデュアン亡き後、1972年に「イート・ア・ピーチ」を発表。するとまたデュアンの後を追うように、同年11月11日、ベーシストであったベリー・オークリーが、デュアンが亡くなった場所の近くで、同じく交通事故で他界します。
そうしたバンドの危機に直面した状況下で制作されたのが本作。ギターのディッキー・べッツが主導権を握り、バランスの取れた名盤が誕生したのです。
またマッスル・ショールズでのセッション・ギタリストで、「デュアン・オールマンの再来」と云われたレス・デューデックも数曲参加しております。
まずは粘着質ロック、いやこれぞサザンロック的な粘りのある①「
Wasted Words」が心地よいです。べッツの弾くスライド・ギターが曲のねちっこさをうまく現しております。
これは一瞬カントリーロックバンドであるポコかと思ってしまいました(笑)。やはりどう聴いてもカントリーロックですね。ここでのリードギターはレス・デューデックです。
アメリカ人はこの手の曲は堪らないでしょうね~。異様に盛り上がるこのライヴ映像をアップしておきます。エンディングでのべッツのギターは圧巻です。
③~⑤と比較的従来のブルース色のある楽曲が続きますが、どれも聴き易いものばかりです。
特に⑤「Southbound」は強烈なブルースですが、ツインドラムのグルーヴが物凄い迫力で、体が自然と動いてしまいます(笑)。
そして名曲⑦「Jessica」!!!。
この曲、大好きなんですよ~。実はこの曲を初めて知ったのは1989年に発表された斉藤ノブ率いるスタジオ・ミュージシャンによるバンド、ノブケインのヴァージョンを聴いてからです。同アルバムもJ-フュージョンにおける名盤と思いますが、そのなかでも「Jessica」は光輝いていました。大学時代の定番ドライヴソングでしたね。
その本家本元がオールマン。オールマンらしいツインドラムの豪快なリズムに、ギター・ピアノ・ベースが自由に伸び伸びとロックしてますね~。7分30秒のインストですが、全く飽きませんね。
これもライヴ映像をアップしておきます。皆、楽しそうに演奏してます。
ラストトラックの⑦「Pony Boy」はイントロからベッツのドブロが聴けます。
ブルースというか、これはカントリーですね。こんな曲から見事なインスト、または従来のブルースロックまで、見事にバランスよく収録されているのが本作。非常に魅力的な作品です。
後のベッツとオールマンの確執は残念です。バランスという意味では、ひょっとしたら本作が一番いい状態であったのかもしれません・・・。
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