職業作家が練り上げたモンキーズのデビューアルバム 事あるごとに自分の原点に戻るために、私の大好きなモンキーズをよく聴き返します。
モンキーズは、英国のビートルズに対抗すべく、米国の音楽出版会社である「スクリーン・ジェムス・ミュージック」の主催者であるドン・カーシュナーが作り上げたグループです。
そのオーディションにはスティーヴン・スティルスやポール・ウィリアムス、ダニー・ハットンやジョン・セバスチャン等も来ていたらしいですが、なぜか合格したのはディビー・ジョーンズ、ミッキー・ドレンツ、スティーヴンの友人であったピーター・トーク、そしてマイク・ネスミスの4人。
スクリーン・ジェムスは映画会社の系列にあることを武器に、1966年9月からモンキーズをコメディタッチのTVショーという形で、お茶の間に洗脳させていきます。そして同年10月に発売されたデビューアルバムが本作です。
本作、バックの演奏は殆どがスタジオミュージシャンです。といってもJim GordonやHal Blaine、Glen Campbell、Louie Shelton等名うてのミューシャンばかりなのですが。また作曲陣も当時は無名であった
Boyce&Hart が大活躍。その他David GatesやCarole King、Russ Titelman等が曲を提供しております。 そんななかで一人気を吐いていたのがマイク・ネスミスです。ピーター・トークもミュージシャンであったのですが(ディビーやミッキーは当時は殆ど素人同然)、マイクの才能は並々ならぬものだったんですね。実は仕掛人のドン・カーシュナーもその点を大いに見誤り、後に音楽的な自立を求めたモンキーズ等に解任されることとなるのです。 本作にはまだまだ青臭いのですが、キラッと光るマイクの名曲が2曲収録されてます。それが⑤「Papa Gene's Blues」と⑪「Sweet Young Thing」です(ただし「Sweet Young Thing」はCarole King、Gerry Goffinとの共作です。後にマイクはこの共作は楽しかったが、彼等の取り巻きが最悪で、もう共作は勘弁してほしいと語ってます。)。 ビートルズの対抗馬として考えられたモンキーズなので、当然ビート系のポップミュージックが作られていったのですが、この「Papa Gene's Blues」、なんとカントリーロックなんです。 恐らく大御所ドン・カーシュナーに対しても物怖じせずに、マイクは自己主張したのでしょうね。通常では考えられません。しかもビートルズでさえもリンゴがお遊び程度にやっていたカントリーロックを大胆にもデビューアルバムに入れてしまったのです。 殆どの方が楽曲を知らないと思いますので、コレ(↓)で聴いてみて下さい。
映像は当時のTVショーの模様です(如何にドタバタ劇だったかお分かりでしょうか?)。 すごい音楽でしょう(と感じるのは私だけでしょうか)?? もちろんプロデュースもマイク自身。スタジオミュージシャンには「もっとラテンに・・・」と指示を飛ばしていたらしいです。凄い!! そして「Sweet Young Thing」も音は凝ってます。なんとこの曲にはフィドルが使われております。そのフィドルと競うようなギターソロがサイケっぽいです。 本作にはデビュー曲の⑦「Last Train to Clarksville」や彼等のテーマソングの①「(Theme From) The Monkees」も収録されてます。それらのクオリティが相当高いのは当たり前としても、これら以上にマイクの2曲はオリジナリティが光ってますね~。 あと忘れてならないのはディビーのヴォーカルがスィートな2曲、③「I Wanna Be Free」と⑩「I'll Be True to You」。「I Wanna Be Free」はイントロのアコギがなんとも物憂げで、楽曲として相当レベルが高い名曲。そして「I'll Be True to You」はあのラス・タイトルマンが作曲した甘いポップス。 モンキーズ自身が殆ど演奏していないとはいえ、本作、アメリカンポップス史残るに偉大なるアルバムです。ただ個人的にはこの後に発表されていくモンキーズのアルバムの方が大好きですね。 そうそう、下の写真は最近のマイクです^^。
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