ストーリーテラー馬場俊英の最新作
私の敬愛する馬場俊英。今月19日に最新作が発売されました。
10月1日付オリコン週間アルバムランキングで、なんと15位(拍手)!
今回のCD初回盤には、馬場氏の全曲のセルフコメンタリー映像DVDが付いてます。これがいいんですね。馬場氏の1曲1曲の熱い思いが伝わってきます。

本作は馬場氏曰く「前作がメッセージ色の強い、時間をテーマとした縦軸とすると、今回は横軸、つまり様々なシーンを描いた」と語ってます。
確かに今回のアルバムは強いメッセージよりも、多様な音楽性が耳を惹きますね。浜田省吾や山下達郎、aikoや村田和人など、いろいろなアーチストの音楽を連想させるような、多様な音楽が詰まってます。
ただ1曲目「君はレースの途中のランナー」は、いつもの馬場節が炸裂してます。メロディー、音も馬場さんらしいもの。曲も相変わらず長い(7:01)^^。
♪ バブルの頃に大学生だった 彼や彼女たち
時代の流れに押し出されて 今みんなしがらみの中♪
この一節だけで、このメッセージが我々同世代へ向けたものって分かりますね。
②「青春ラジオ」。馬場氏としては珍しく3分台の曲。この音は好きですね~。
60年代のマージービートサウンド。杉真理や竹内まりやが好みそうな音ですね。ギターソロはモロに60年代のギターソロ。個人的に初期ミスチルもこのテのサウンドが好きでした。
一瞬「青春ラジオ」がまた流れたのかと錯覚してしまうイントロを持つ③「ただ君を待つ」。
馬場さんは「この曲はすごく好きですね」と語ってます。何気ない家の中での出来事を語った歌。
私も純粋にこの曲のメロディーが大好きです。最後の
♪ そういえば僕は 君を愛しているよ ♪
ってところのメロディ・歌詞がいいですね~。
馬場さんのアルバムには野球をテーマにした楽曲がだいたい1曲収録されてますが、今回も⑥「草野球」という、そのものズバリの曲が収録されてます。
草野球の一体感、終わった後の充実感なんかを歌った歌ですが、野球をそれほどやっていない私でもそんな思いが伝わってきますね。
♪ みんな笑顔だった ベースボールゲーム ♪
あと効果的に使われているスティールギターが堪りません。ほろ苦さを醸し出しているような気がします。
今回のアルバムで一番の驚きは⑦「八月のレイン」でしょうね。恐らく本作を聴いた方の多くが同意見ではないでしょうか?
イントロ・・・、えっ、これは山下達郎の世界では??
そうです。思いっきりシャッフルリズムのニューミュージックなんですね~。もともとこのテのサウンドが大好きなので、私は大歓迎です。
2分28秒前後に「キメ」があるのですが、最初レコーディングメンバーがこの曲の譜面を見たとき、皆一様にこの部分にフリーズしたそうです(笑)。
私の大好きな⑫「働楽」。「働楽」とはおちまさと氏が考えたタイトルとのこと。「道楽」ではないんですね~。働くことを楽しむということなんです。
♪ たったひとつの答え探すことに 時間を遣うより
一歩踏み出したその道を 正解にしていけばいい ♪
軽快なロックンロールに、ストレートな歌詞。励まされます。
それからこの軽快なドラムは古田たかし。

馬場さんは「昔から好きなドラマーだった」とのこと。きっと楽しいレコーディングだったでしょうね。馬場さんは古田たかしのドラムを「ヒューマンなロックンロールドラム」と称してます。
私も古田たかしのドラミングは好きですね~。彼はもちろん佐野元春のバンド、The Heartlandのメンバーですが、初期佐野元春のキーは、彼の軽快なドラムだと思ってます。
私のなかではビリージョエルバンドのLiberty Devittoと同じイメージなんですよね。
私のブログを読んでいる方の多くは洋楽ファンと思われますが、馬場さんの今回のアルバムもいいですよ。特に私と同世代の30代、40代の方々には是非聴いてほしいですね。