AOR界のスーパーヴォーカリスト4人の極上のアカペラここ2,3週間、このアルバムを愛聴しております。偶然にもブログ仲間のkaz-shinさんが彼らのファーストアルバムを
記事にしていらっしゃったので、こちらでは彼らのセカンドをアップしてみました。
本作はAOR界きってのスーパーヴォーカリスト、ボビー・キンボール、ジョセフ・ウィリアムス、ジェイソン・シェフ、トミー・ファンダーバークの4人がアカペラに挑戦したアルバム。ファーストアルバムではビル・チャンプリンが参加していましたが、今回はビルに代わりトミーが挑戦!
しかしよくぞ、これだけの面子を揃えることが出来ましたね。企画したホリプロに感謝!しかしファーストもそうですが、今回もジャケがあまりにも手抜きなのには憤りを覚えますね。
本作収録曲を以下リストアップしておきます。
1.That's The Way Of The World
2.How Deep Is Your Love
3.Alone Again (Naturally)
4.Just The Way You Are
5.Sir Duke
6.Tonight's The Night (Gonna Be Alright)
7.What's Goin On
8.My Love
9.I Shot The Sheriff
10.Stairway To Heaven
このブログをご覧になって頂いている70’sファンには何の説明も要らないでしょう。そうです。全曲が70’sの名曲です。彼らの大好きな曲なのでしょうね。
私はメロウな②~④の流れが大好きです。ここだけでも聴く価値はありますよ。妙に切なくなってしまいます(泣)・・・。
70’sメロウの代表曲、ビージーズの②「How Deep Is Your Love」。これがこの4人の甘~いコーラスで囁かれたら堪りません。トミーがリードです。
③「Alone Again (Naturally)」はギルバート・オサリバンの名曲。息の合ったコーラスですね。下の写真のように絶対に楽しいレコーディングだったでしょうね。
そして私の大好きなビリー・ジョエルの④「Just The Way You Are」。これは私自身がカラオケでよく歌います(笑)。名曲ですね~。
原曲はあまいエレピがドリーミー感を誘いますが、そのエレピを絶妙なコーラスが代わりに曲を盛り上げます。そしてフィル・ウッズのあまりにも有名なサックスソロは、ジェイソンが声で完コピしてます。凄い!!!これは是非一度は聴いてみてください。
リードヴォーカルもジェイソンですが、彼は間違いなくこの曲を聴き倒していたに違いありません。
個人的にはメロウ3連チャンに続く⑤「Sir Duke」が本アルバムの白眉トラックだと思ってます。ご存知スティーヴィー・ワンダーのブラス全開の軽快なソウルトラック。
これを彼らは見事にアカペラでカバーします。聴き所はブラスを忠実に声で再現しているところ。このアカペラアレンジは見事ですね。
原曲をご存知の方は、この曲の派手なブラスが印象に残っていると思いますが、それを見事なまでに声でこなしてます。
⑨「I Shot The Sheriff」や⑩「Stairway To Heaven」は果たしてアカペラでやるべき曲なのか、ちょっと疑問です。もちろんZEPの超名曲⑩の、あのギターソロを声でやられると「ジェイソン、凄い!」と思ってしまいますが、こうした曲は甘いアカペラには合わないような気がしますが如何でしょうか??
それにしても4人のテクニック(特にジェイソン)、凄いですね。本当に歌うことが好きな連中なんだと思ってしまいます。