本作中の別の意味でのハイライトは④「Thank You Love」。これが新加入のコーネリアスの作品。ヴォーカルも彼ですが、このヴォーカル、ボビー・コールドウェルにそっくりですね。 ライナーノーツには「ブラックコンテンポラリー的な音作り」とありますが、私にはラテン、ないしはトロピカルなサウンドに思えます。カラフルなパーカッション、フュージョンしているギター、ボビーそっくりのヴォーカル。曲は全然違いますが、ボビーの「ジャマイカ」を連想します。 間奏のヴィブラフォーンは新加入のチェット。コーネリアスのサックスソロもいいですね~。それに続くギターソロはサンタナ的?? こうした楽曲に賛否両論あったと思われますが、私は大好きですね。当時バンドの収録状態も和気藹々としたものだったようで、実はこの頃が一番結束が堅かったのでは??と思ってしまう程です。
同じ傾向として多分⑧「South Bay Strut」も賛否両論ですね。これも新加入のチェットとジョン・マクフィーの楽曲でインスト。何も知らない方がこれを聴いてドゥービーの曲と当てられる方はまずいないでしょうね。これは完全にフュージョンです。コーネリアスのサックスがメロディーを奏でますが、豪快なフュージョン。楽曲としてはいいが、ドゥービーがやるのはどうか?と思われるファンも多いと思います。 本作が不評なのは、これらに起因すると思われますが、個人的には新たなドゥービーの方向性として良し!(結局本作で解散してしまいますが)としたいですね。
⑤「One Step Closer」~⑥「Keep This Train A-Rollin'」は私の大好きな流れ。⑤を聴くとドゥービーはモータウンサウンドが好きなんだろうなと思ってしまいます。コーラスがアメリカンロックしていいですね~。 ⑥はマイケル作ですが、見事にバンドサウンドになっていて、ドゥービーらしい豪快な部分とマイケルのソウルッフルな部分がよくブレンドされてます。これはいい!
本作は「Minute By Minute」より、まとまっていて私は大好きです。ひょっとしたら「Minute By Minute」よりいいかもしれませんね。