ジャージーで小粋なリッキーのデビューアルバム前からウィッシュリストに挙げていた本作。先日オフの250円コーナーにあるのを発見。しかも国内盤、帯・ライナー付。久しぶりに宝物を発見した気分に酔いしれてました(笑)。
本作はリッキー・リー・ジョーンズの1979年のデビューアルバム。
プロデュースはレニー・ワロンカーとラス・タイトルマン。この2人とリッキーは幼馴染なんですね。歌詞カードに挿入されている3人の幼い頃のスリーショット写真にびっくり!左に悪ガキそうなラス、右にシャイなレニー、そして中央にはリッキーが2人を従えているように写ってます(笑)。
このデビューアルバム、参加ミュージシャンも半端ではありません。
ドラムにジェフ・ポーカロ、スティーブ・ガッド、アンディ・ニューマーク、ベースはウィリー・ウィークス、ギターはバジー・フェイトン、キーボードにニール・ラーセン、シンセサイザーにランディ・ニューマン、ホーンはトム・スコット、アーニー・ワッツ、コーラスはレスリー・スミスにマイケル・マクドナルド。
いやいや凄いですね。そうそう、咥えタバコの洒落たジャケット写真はノーマン・シーフによるものです。
全曲リッキーのオリジナル。ジャージーで、小粋なサウンドは、デビューアルバムにして、すでに超個性的ですね。
またリッキーのフォークギターもなかなかだと思います。ジャージーだけどベースはフォークっぽいところがリッキーの魅力ですね。
①「Chuck E.'s in Love」はシングルヒットを記録した、リッキーの代表作。チャックとは、リッキーがデビュー前に入り浸っていたフォーククラブ「トルヴァドール」のコックとして働いていた人物とのこと。ジャズ的なエッセンスをうまく曲のリズムに生かした快作ですね。
④「Young Blood」もリズムを強調した曲。ホーンがAORぽくって好きですね。パーカッションがまたいいですね~。
⑤「Easy Money」は、故ローウェルジョージがリッキーのデビュー前にカバーした曲。レイジーな歌いっぷりはリッキーの十八番ですね。これこそジャージーな、場末のバーで聴きたくなる曲。
暑い夜にはこういう曲も合いますね。しかしこのデビューアルバムのジャケットは貫禄が有りすぎますね。