ギターレスのピアノポップバンドの衝撃のデビューアルバム
現在は解散してしまったベン・フォールズ・ファイブの衝撃のデビューアルバム。
ベン・フォールズという類まれなピアニストをコアに、ベース、ドラムの最小人数のバンド。ギターレスであることが非常にユニーク。
またベンの激しく鍵盤を叩く、独特のプレイは一回聴いて頂ければ虜になること、間違いありません。

実はこのブログでも1年以上前にベン・フォールズ・ファイブの
2ndを採り上げてますが、私の愛聴盤は断然本作。初めて本作を聴いたときの衝撃、すごい琴線に触れる音楽を聴いたときの感動。本作を聴き返す度にそのときの感情が蘇ってきます。

一見パンクバンド然としていますが、妙にポップなビートルズ風コーラス、激しく、時にジャズも織り交ぜるピアノ、ファズを思いっきりかけたベース、下手うまドラム、どれを取ってもオリジナリティに溢れてます。
それは1曲目「Jackson Cannery」を聴いて頂ければ分かると思います。
まずメロディラインがユニーク。演奏もピアノをベースに、ギターレスでも凄い迫力ですよ。
とにかくかっこいい。
人気のある曲は②「Philosophy」でしょうか。アマゾンの説明を一部引用しますと「ジョエル風のイントロではじまったかと思うとラングレン風のコーラスに流れ・・・」とありますが、それが彼等のオリジナリティなんですね。曲の後半は激しく、ピアノをそこまで叩いていいのかっていうくらいベンが熱くなってます。これは凄い曲ですよ。

私が大好きな曲は⑥「Underground」!
ビートルズっぽいコーラス。メロディアスで洒落たポップスですね。
またこの曲の真髄はエンディングにあります。なんと最後はジャズ風な演奏に転じ、ベンがかっこよくジャズフレーズを弾いてくれます。アレンジ能力が高いんでしょうね。
この他にも魅力的な曲が詰まったアルバム。残念ながらベン・フォールズ・ファイブは解散してますが、未だにベンはソロで活躍中。でも私はこのアルバムがベンのベストトラックと思ってます。前人未到の音楽(と勝手に思ってます)。その最初のアルバムの衝撃度はやはり、いつ聴いても新鮮です。
ポップスファンにお薦めのアルバム。