今更ですが、B.J.トーマス、いいですね~。 つい最近までB.J.といえば映画「明日に向かって撃て」の主題歌である「RAINDROPS KEEP FALLIN' ON MY HEAD」しか知りませんでした(この曲は私がカラオケでよく歌う歌でもあります)。 だからB.J.のスタイルがフォーク系であると思ってました。
でも違うんですね~。
これはB.J.初期のセプター時代のベスト盤ですが、①「I'M SO LONESOME I COULD CRY」して土臭い、南部系の音を醸し出してます。 ⑦「THE EYES OF A NEW YORK WOMAN」(1968年:28位)、⑧「HOOKED ON A FEELING」(1968年:5位)辺りからB.Jの黄金期が始まりますが、これらはメンフィス・サウンド。メンフィス・サウンドで思い出すのが、エルビス・プレスリーの「サスピシャス・マインド」。この曲の雰囲気、分かりますか??B.J.のこの当時の音は、まさにエルビスの「サスピシャス・マインド」と同じですよ。
B.J.トーマスで名曲といえば、もう1曲「ROCK AND ROLL LULLABY」があります。 これは⑱曲目に収録されてますが、バリー・マン、シンシア・ウェルの名曲ですね。 デュアン・エディの”トワンギー・ギター”、バリー・マン自ら弾くエレピ。コーラスはビーチボーイズ風(本当にブライアン・ウィルソンに依頼したらしいが、断られたそう)。 アメリカ人が好きそうな曲ですね。
ここまで書いていて恐縮ですが、このアルバムで一番好きな曲が⑳「HAPPIER THAN THE MORNING SUN」。そうです!!スティービー・ワンダーの名曲です。 これを軽快なギターをバックにB.J.がさらっと歌います。 そしてなんとスティービーがハーモニカで参加してます。この曲は後にAOR史上の名作、ニック・デカロ「イタリアン・グラフィティ」でもカバーされてますが、ここでのこの曲のグルーブ感は最高ですよ。スティービーのハーモニカが抜群にいい味だしてます。
「ROCK AND ROLL LULLABY」「HAPPIER THAN THE MORNING SUN」を収録した、1972年発表の「Billy Joe Thomas」は他にポール・ウィリアムス、キャロル・キング等が参加した名盤です(私は未聴ですが…)。
私も長く「雨にぬれても」だけでした。映画のサントラでなら何百回聴いたかしれませんが、ほんと他には聴いたことなくて。2000年を過ぎてようやく「Hooked on a feeling」を耳にして、B.J.Thomasのキャリアが気になり、その時手に入るベスト盤を購入。それには2曲目の全米No.1ヒット「心にひびく愛のうた(ANOTHER SOMEBODY DONE SOMEBODY WRONG SONG)」が収録されていて、これがまた良かった。
「Hooked on a feeling」はいいですよね。この音は明らかにメンフィスサウンド=エルビスの世界ですね。この当時のエルビス。記事にも書きましたが、マーク・ジェイムス作「サスピシャス・マインド」がヒットしてましたし、同じ感じです。
ちなみにB.J.も「サスピシャス・マインド」を歌っており、エルビスそっくりに歌い上げてます。
これらは「雨にぬれても」とは全然違うサウンドですよね。