Sly & The Family Stone「暴動(There's A Riot Goin' On)」(1971)
元祖ファンクのスライ&ザ・ファミリー・ストーンの名盤(問題作)!
1960年代後半から活躍していたスライ&ザ・ファミリー・ストーン。「Dance to the Music」、「Everyday People」、「I Want to Take You Higher」等初期のヒット曲はポップな曲が多いんですよね。特に1969年に発表された『Stand!』は4曲のヒット曲を含む名盤です。
タイトル曲⑥「There's A Riot Goin' On」はなんと無音(8秒)です。タイトル曲が無音なんて、前代未聞でしょう。 本作のタイトルは一説にはマーヴィン・ゲイの名盤『What's Goin' on』(1970年発表)に対するスライ流の回答とか。それにしても「暴動」が無音というのは意味深ですね。
一般的には本作は暗いとか、重いと言われてますね。当時スライが麻薬中毒で完全にイカレていたし、当時の時代背景とも関係していたでしょう。 ⑤「Africa Talks to You "The Asphalt Jungle"」や⑪「Thank You for Talkin' to Me Africa」は本作の「暗い、重い」といった代名詞的な曲ですが、一方でこれらがファンクの原点の曲であることは間違いないでしょう。 このバンドにはベースのチョッパー奏法を編み出したラリー・グラハムが在籍していましたが、そのラリーのベースが重く唸ってます。
本作は製作に2年を要し、途中ラリーとドラムのグレッグが脱退。本作の楽器は殆どスライが演奏しているとも言われてますが、これらのブンブン唸るベースはラリーでしょうね。「Thank You for Talkin' to Me Africa」などはイントロからベースが凄い重くリズムを刻み、チョッパーが気持ちよく入ります。