ブリティッシュ・ロックの祖、フリーの名盤
近所のWonderGOOにて格安CDをGet!。この店にはジャンク品と称して、50円で中古CDが売られているが、ジャンクと言っても多くは聴けるもの。本日は驚きのCDを発掘。
まずは本作。これは実際は帯付、新品同様であった。こんな名盤が50円だなんて馬鹿にしている!あとはエアロスミス「Live! Bootleg」、エリック・マーティン・バンドの唯一のアルバム、モトリー・クルー「Decade of Decadence」等、すべて50円!!!
さてフリーですが、以前ご紹介した
バッド・カンパニーの前進のバンド。1968年結成。メンバーは最近多くの人が知る人となった現クィーンのポール・ロジャース(Vo)、そしてポール・コゾフ(g)、アンディ・フレイザー(B)、サイモン・カーク(Ds)。特にアンディ・フレイザーは15歳のときにジョン・メイオールのバンドに参加していたというから驚きですね。この本作発表時点でも彼は20歳以下であったと思います。
本作は1970年発表の彼らの3枚目にして代表作。フリー、というかブリティッシュ・ロックの礎を築いた重要なアルバムです。

全7曲。ここには独特の寂寥感が漂っています。それは音と音の隙間が多いからですが、その隙間も非常に緊張感に満ちており、ついつい聞き入ってしまいます。
①「Fire and Water」や、フリーでもっとも有名な曲⑦「All Right Now」あたりが聞き所でしょうか。①のエンディングではサイモン・カークがドラムソロを披露してますが、それは決して手数の多いものではありませんが、独特のグルーヴが感じられます。
バンドの素晴らしさを一番現しているのは⑤「Mr. Big」でしょう。
あのMr. Bigというバンド名はこの曲が由来であることは有名な話しですね。
ポール・ロジャースのブルースに根ざしたボーカル、ポール・コゾフの魂のギター、重いサイモン・カークのドラム、そして何といっても自由気ままなアンディ・フレイザーのベースは凄いです。
特に後半。このランニング・プレイは一聴に値します。
他緊張感漲る曲の嵐!名作です。