本作参加ミュージシャンはギターにデヴィッド・T・ウォーカー、ワー・ワー・ワトソン、ドラムにエド・グリーン、ベースにスコット・エドワーズ、キーボードにグレッグ・フィリンゲインズ等といった超豪華布陣。でも…、でも個人的には日本でヘッド・アレンジしたメンバーでの演奏の方がめっちゃ気になりますし、恐らくそちらの演奏の方がカッコ良かったのでは…とも想像します。推測ですが、同年代に達郎さんが発表された「IT'S A POPPIN' TIME」のメンバー、つまり山下達郎、村上秀一、岡沢章、坂本龍一等じゃないかなと。こっちの方が気になりますよね。
アルバムトップの①「愛は思うまま LET'S DO IT – 」。 https://www.youtube.com/watch?v=Pt71g49Gdak この曲だけはロサンゼルス色、というかジーン・ペイジのストリングスアレンジが効いてますね。完全なディスコチューン。当時の吉田美奈子の音楽からすると、ちょっと異色かも。ジーンのストリングスにロスの一流ミュージシャンの華麗な演奏…、そして吉田美奈子のパワフルなヴォーカル、それだけでも心躍ります。ロスのミュージシャンもこれは演奏していて楽しかったのではないでしょうか。
当時の盟友、山下達郎も本作に貢献、3曲の作曲に関わっておりますし、吉田美奈子の作詞作曲の③「時よ」は、前述の「IT'S A POPPIN' TIME」でカバーしておりますね。②「恋の手ほどき (I'LL TEACH YOU ALL ABOUT LOVE)」もそのうちの1曲。
吉田美奈子はファーストアルバムでも「ねこ」という曲を発表しているので、よほど猫派なんでしょうかね。 それにしてもここでの黒いフィーリング、凄いですね。このドラミング、タムの使い方とかポンタさんを彷彿させます。エド・グリーンがポンタさんが叩いたデモを参考にしたことがよく分かります。気のせいかボズ・スキャッグスの「Lowdown」や「Still Falling for You」のドラミング、つまりジェフ・ポーカロっぽい感じもしますね。
こちらはこの後の達郎さんのヒット作「Ride On Time」にも収録されました。アップした音源は両音源が含まれてますので、聴き比べてみると面白いです。 こんなサウンドを当時の日本のミュージシャンがやっていたこと自体、驚きです。リズム隊はファンクグルーヴを奏でながらも楽曲には浮遊感を感じさせます。ジーン・ペイジの華麗なストリングスアレンジをバックに朗々と美奈子さんが歌い上げます。