弱冠20歳の原田真二が、セカンドアルバムにして海外レコ―ディングに挑んだ作品。但しかなりロックテイストな味付けになっており、ファーストアルバム「
Feel Happy」で彼をアイドル視したファンからすると、ちょっとガッカリさせられたことは容易に想像がつきます。
私も本作については、全作品が英語のタイトルで「とっつきにくい」印象があり、殆どスルーしていたのですが、先日note mateの方からご推薦があり、拝聴してみると、これがかなりいい内容…。これは私と同様にスルーしていた(特に洋楽ファンの)方々にも聴いてほしいと思い、記事にしてみました。
全作品が原田真二の作詞作曲、そしてアレンジ、プロデュースまで手掛けた意欲作品。20歳そこそこの日本人に何が出来るのか、LAの腕利ミュージシャン達は最初そう思った筈。
このレコ―ディングに参加したメンバーはリッチー・ジトー(G)、ブライアン・ガロファロ(B)、カルロス・ヴェガ(Ds)。
リッチーは70年代にカムバックを果たしたニール・セダカとの仕事で有名な方ですが、この後、矢沢永吉のバックでギターを弾くことで日本でも有名になっていく方。ブライアンは実は以前ご紹介したネッド・ドヒニーの
ファーストでベースを弾いていた方。カルロスは言わずと知れた超有名なセッションドラマーですね。凄いメンバーです。
これらメンバーに対して、全く臆することなく原田真二が自身の才能に賭けた作品が本作です。何度も申しますが、まだセカンドですからね。下の写真はアルバムの中ジャケですが、レコ―ディングも楽しそうだった雰囲気が伝わってきます。
オープニングの①「
HELICOPTER CHASE I 〜LIGHT THROUGH THE DARKNESS」からインスト、そしてフュージョンタッチなシンコペーションの効いた演奏とプログレ的な展開。
これは洋楽ですね。多分ファーストの歌謡ポップな楽曲に惹かれたファンの多くは度肝を抜かれたのではないでしょうか。
原田真二流のロックテイスト溢れるポップス。いいですね~。この後追いコーラスは洋楽バンドのパイロットを連想させます。リッチーのギターが如何にもウエストコーストしていて気持ちがいい。
そしてこの曲が本領発揮するのは3分15秒過ぎのリズムチェンジ以降の白熱した演奏部分。カルロスが渾身の力をこめて叩いてます。
この曲を聴くにつれ、原田真二って日本のポール・マッカートニーだよなあと感じてしまいます。
ハープとか管弦楽器との組み合わせ、これらのアレンジも彼がひとりで組み立てたのかなあ。だとしたら、やっぱり原田真二は凄い。
ロックチューンの⑥「WAKE UP」。スタジオ録音のバージョンでも冒頭に歓声が聞こえます。ライヴ映えする曲ですね。
もちろんこのライヴ映像もしっかりありました。場所はAoyama Round Theatre。青山劇場のことでしょうか。原田真二とバンドメンバーを囲むように観覧席があるようです。これはなかなかすごいステージですね。尋常じゃない一体感…、このロックナンバーにはピッタリのステージ。長尺の曲ですが、飽きさせません。
この曲、後半エンディングでリズムがシャッフルから8ビートへシフトします。変わった曲ですよね。この辺りのアイデアも原田真二自身のものでしょうね。
エンディングには、しっとりしたバラードが用意されておりました。アコギは原田真二自身のプレイ。この曲も前述にご紹介した「Love To The World」と同様に弦楽奏が効果的に使われてます。エンディングでの川のせせらぎの音、癒されます。
どうでしょう、こうして聴くと、かなり洋楽に近いアプローチで、かなりいい曲が詰まったアルバムのように感じます。
彼の力量は世界的にも認められていき、1980年夏ごろにはジョン・レノンのプロデュースでレコ―ディングするという話が持ち上がります。その時のために原田真二自身も曲を書き貯めていたものの、そのジョンが12月、凶弾に倒れてしまい、幻に終わってしまった…という話は有名ですね。
この1980年に原田真二は個人事務所を設立し、独立。いよいよ独自の活動を開始していきます…。
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