新年早々、華やかなアルバムでもご紹介しようかなと思いつつ、今回は本ブログらしく、渋い1枚をご紹介致します。 南部アラバマ州に位置する街、マッスル・ショールズ。 サザン・ソウルの地として有名ですが、その発祥として知られているのが名門フェイム・スタジオ。そこから分岐していったのがマッスル・ショールズ・スタジオですね。
今回ご紹介するダン・ペン は、60年代からこのマッスル・ショールズやメンフィスを拠点に、サザン・ソウルの名曲を提供、そしてプロデューサーとしても活動していた人物。代表的な作品として、アレサ・フランクリン「Do Right Woman, Do Right Man」、ジャニス・ジョップリン「A Woman Left Lonely」、ジェイムズ・カー「The Dark End of the Street」等々。フェイム・スタジオでスタジオ・ミュージシャンとして活躍してきたスプーナー・オールダムと組んで、多くの楽曲を提供しておりました。
そんな彼が満を持して発表したソロデビューアルバムが本作。もともと表に出るような性格でもなかったと思われますが、時のSSWブームに刺激を受けて制作されたもの。とにかく渋い!いぶし銀的なアルバムです。
このアルバムにはThe Dixie Flyersが参加。メンバーはチャーリー・フリーマン(G)、トミー・マクルーア(B)、サミー・クリーソン(Ds)、マイク・アトリー(Key)。彼等はマイアミのクライテリア・スタジオの専属バンドだった2年間に、アレサ・フランクリン、カーメン・マクレー、デラニー&ボニー、ジェリー・ジェフ・ウォーカー等多くのサザン・ソウル系アーチストのレコ―ディングに参加。そこでダン・ペンとも交流を深めたものと思われます。
オープニングのアルバムタイトル曲の①「Nobody’s Fool 」はThe Dixie Flyersがバックを務めてます。
ダンの渋すぎる歌声。ちょっと切なくなるようなメロディ、サザン・ソウルですね~。 カッコいいホーンはナッシュヴィル・ホーンズ。印象的なスティール・ギターはジョン・ヒューイのプレイ。
渋いミディアム・ナンバーの②「Raining In Memphis 」。
こちらはスプーナー・オールダムとの共作。なんか好きなんですよね、この曲。オルガンはスプーナー、ギターはダンの演奏。決して派手な曲ではないんですが、特にアレンジがいいんですよ。
エンディング近くに雨音、ピアノと共にシンセみたいな音が奏でられてきますが、これ、ホーンですかね。雨のメンフィス、寂しさをうまく表現しております。そして余韻を残すように心臓音を模したバスドラが…。
なんと、CCRのカバーが登場!⑤「Lodi 」をどうぞ。
原曲はちょっとカントリー風味が効いたナンバーですが、ダンはまるでオーティス・レディングが歌っているようなソウルフルな味付けで仕上げてます。
サザンソウルですね~。キーボードはスプーナー。
ダン&スプーナーの作品。メンフィス時代のエルヴィスっぽい楽曲。仰々しいサビがあるわけでもなく、演奏も極めてシンプル、かつ淡々と歌われるサザン・ソウルですが、特にエンディングの唱法はダンのソウルフルな歌が楽しめます。
ダンの2007年に発表された5作目の作品「Junkyard Junky」にも同名曲が収録されておりますが、こちらは同名異曲のようです。
後にボビー・ブランドがカバーした⑦「I Hate You 」。
カントリーワルツですね。ディープ・ソウルをWikiで調べてみると、「南部ソウルの場合、カントリーからの影響も指摘されている」との記述もありますが、この曲を聴けば確かにその通りと感じます。この曲のみドラムはロジャー・ホーキンス、ベースはデヴィッド・フッドのマッスル・ショールズ・リズム・セクションの面々。
渋いですね…。
ダン&スプーナー、実は2023年9月に来日していたんですね。その時の来日記念特集として、ビルボード・ジャパンに、2019年の来日時に書かれたピーター・バラカン氏のダン・ペンへの想いの
記事 が良かったです。
ポップス好きな私も、こういう渋いアーチストが気になる歳になってきました…。
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