クインシー・ジョーンズが亡くなれた報に接し、彼の偉大なる功績のひとつ、マイケル・ジャクソンの「Off The Wall」を聴いていたところ、ポール・マッカートニーの作品が収録されていたことを思い出し、更にその曲が本作に収録されたいたことに気付き、早速本作をじっくり聴いております。
「Wings Over America」と題されたアメリカ・ツアーを含むワールドツアーの成功で、このウィングスの5人は結束が堅いと思っていたのですが、本作レコ―ディング後、ジョー・イングリッシュとジミー・マカロックが脱退。結局、ジャケットの3人、ポール、リンダ、デニー・レインの3人だけとなった作品。ウィングス好きな方でも、本作はスルーされがちな印象でしたし、私自身もスルーしておりました(苦笑)。
実はこの曲は1974年に当初からマイケルを意識して作られた曲だったのです。その後、1975年に「ヴィーナス・アンド・マース」の発売記念パーティにポールはマイケルを招待し、そこでお互い初対面を果たし、ポールはマイケルにこの曲を歌ったのでした。後にマイケルは「Off The Wall」にこの曲を収録しますが、それはクインシー・ジョーンズの強い薦めがあったから。本作でのポールは、よく聴くとマイケル風に歌ってますね(笑)。ほのぼのしたポール流のポップスです。
「Wings Over America」の後、リリースされた本作は、書かれておられるように英国への回帰・・みたいな評価が当時あったのを記憶してます。タイトルからしてそうですもんね。「Mull of Kintyre」・・当時アコースティックギターでよくコピーしてました、簡単だったから(笑)。地理が好きな私は「キンタイヤ」ってどこにあるのだろうと、地図で調べたりしましたね~。で、この曲、アルバムリリースよりだいぶ前に聴いたよう気がしてました。気のせいかと思いますが曲が哀愁味、郷愁味のあるものなので、そう感じたのかもしれません。
バクパイプの音色、スコットランドの音楽、、、惹かれるんですよね。ポールのルーツはスコットランドだし、そうそうジミーも・・・。有名な「The Water is Wide」「蛍の光」等はスコットランド民謡がベースですね。一説には「Amazing Grace」も・・。もちろん「Mull~」リリース当時は、そんなことなど知らなかったけど。
スコットランドは独立心旺盛で、数年前にはUKから独立国民投票が開催される一歩手前までいってました。で人柄は、人懐っこく気さくな人が多いとのこと。ロンドンのパブとかで、気さくに話しかけてくるのはスコットランドの人が多いとか。ロンドン出の人にそのこと訊いたら「そうだね」って言ってました。ポールも運転中、道路工事で渋滞してて車を降りて誘導してる作業員に「なんの工事してるの?」「大変だね、手伝おうか?」とか言って誘導手伝だったりしたとか(笑)
そんな国民性というか気質が音楽性にも寄与してるような気もします。
AWBやBCRもスコットランドだなぁ。