ウィングスは名作「Band On The Run」を1973年12月に発表したのですが、実はこのアルバム、最初はチャートアクションはそれほど良いものではなかったのです。そこで梃入れのために急遽「Jet」を翌年1月末にシングルカットし、それが功を奏し、結果的には1974年4月にようやくビルボードチャート1位を獲得したのでした。 この「One Hand Clapping」セッションは「Band On The Run」の大ヒットの余韻冷めやらぬ中、8月に行われたものなんですね。
「Band on the Run」からの流れを汲む⑫「Live and Let Die」。ウィングス、いやポールの代表的な楽曲であり、今もライヴでのこの曲での火柱の演出は圧巻ですよね。緩急付けたダイナミックな、ポールらしい楽曲。こちらも私の大好きな1曲です。
こちらのOne Hand Clappingの映像が面白いですよね。このスタジオライブはわざわざオーケストラを導入して、完璧なサウンドに仕上げてます。スリリングな演奏ですが、一部オーケストラ要員が巻きたばこを吸っていたり、新聞を読んでいたり、お菓子を食べている人まで(笑)。恐らく休憩中のシーンを意図的に挟み込んだものと思われます。あとドラムのジェフが空手着を着てますね…。彼のドラムはやっぱりこのウィングスに合っていたと思います。デニーがベースを弾いていること、なぜかジミーが殆ど映っていないことが気になりました。
バンドは11月からこのメンバーで「Venus And Mars」の収録に入り、翌年5月に発表に至りますが、残念ながらドラムのジェフはレコ―ディング終了間際に脱退。このセッションを聴く限り、非常にフィットしていたように思うのですが…。一説には空手を愛したジェフは、日常生活もキッチリした人物だったようで、ジミーやデニーの自由奔放な生活に相性が合わなかったとも言われてます。
こんにちは。自分は海賊版買わないので「ワン・ハンド・クラッピング」の音源を聴いたのはアーカイヴシリーズのオマケで数曲でした。ですから今回のこの音源は本当に嬉しかったです。おっしゃる通り自分もジェフはWINGSの音楽にピッタリだったと思いますが、残した音源は「Venus And Mars」のたった3曲で残念でした。
この音源は音が荒い分、リアルライヴ感が強いですね。おっしゃる通り、オケ、ホーンなんかも参加するスタジオライヴは贅沢です。この頃のWINGSは本当に楽しそう・・・
☆SMOさん、コメント有難うございます。
さすが、ジェフの存在をご存じだったんですね。
私ももちろん「Venus And Murs」はLPでも所有していたのですが、ジェフの存在はすっかりスルーしておりました(苦笑)。
「Wings Over America」という大ツアーの権利も放棄してしまったジェフ、余程一緒にやっていくことが嫌だったんでしょうね(割と突然の脱退…という感じだったようですね)。