現在、香港に出張中です。なので初めて時間指定で投稿してみました。
さて、唐突ですがニール・セダカはお好きですか?
多分、殆どの方はロカビリーブームに登場したアイドル歌手程度のご認識でスルーされているのではないでしょうか?
でも60~70年代ポップスが大好きな私にとっては、ニール・セダカって神様的存在。モンキーズにも素晴らしい楽曲を提供しておりました。自身もシンガーとして売り出された一方で、優れた楽曲提供もしていったキャリアはキャロル・キングと一緒ですね。実はニールとキャロルは幼馴染。そしてキャロルも同様にモンキーズへの楽曲提供しておりました。
ニールとキャロル、先に成功したのはニールですが、本当の成功を掴んだのはキャロル・キングでした。あの1971年発表の「
Tapestry 」ですね。そしてシンガーソングライター・ブームが到来。この頃のニールは、かつての名声を得ていたニールではなく、落ちぶれた存在。ニールは幼馴染のキャロルの成功を見て、自分にも出来ると考え、アルバム制作に入ります。そして選んだ場所が英国のストロベリー・スタジオ。1970年発表のドクター・ファーザーの「Umbopo」という曲をニールが気に入り、この制作チームに声を掛けることとなります。この制作チームが集まっていた場所がストロベリー・スタジオ。そしてこのチームこそ、後に10CCを結成することとなるエリック・スチュアート、グレアム・グールドマン、ロル・クレーム、ケヴィン・ゴドレーの4人でした。
本作は「
ニール・セダカ Meets 10CC 」ってことですね。そしてニール・セダカの第二期黄金時代のきっかけともなった名盤。ニール・セダカが10CCと仕事をしていたなんて知りませんでした。ニールがプロデュースを務め、ニール+4人で制作されたアルバムです。
オープニングナンバーに相応しいアップテンポな①「That's When the Music Takes Me 」。
ストロベリー・スタジオのチームとこうした音楽をやりたかったんでしょうね。キーボードのリフはグラムロック風なブギーも聞こえてきます。この曲は後のニールのコンサートの重要な位置を占める曲となっていきます。 アップした映像は1981年のライブ映像ですが、ディナーショー風なニールの立ち振る舞いに失笑してしまいますが、原曲よりもかなりテンポアップに演奏し、曲の持つ「楽しさ」が全面的に押し出された素晴らしいポップスに仕立て上げております。 ①と同様にシングルカットされた②「Beautiful You 」。
後にキャプテン&テニールが歌い大ヒットを記録したニールの作品「Love Will Keep Us Together」に似たタイプの曲です。70年代のニールはこういったちょっとコミカルな、力強いピアノを基調としたソフトロックを得意としておりました。特にこの曲のバック演奏(特にケヴィンのドラム)は力強くていいですね。
リリカルなピアノが印象的な③「Express Yourself 」。
https://www.youtube.com/watch?v=3vLBv3mxk8w ニールの高い声って好き嫌いが分かれそうですね。ここでのニールの声とピアノ、キャロル・キングっぽくないですか。あまり比較対象にも上がりませんが、結構お互い影響を受けているんじゃないかなと思っちゃいます。この曲の44秒過ぎの ♪ Baby Baby, Don't Worry … ♪ ってところなんか、キャロル・キングがやりそうなメロディ展開。地味ですが、結構こういう曲が大好きです。
かなり黒いフィーリングの強い⑦「Better Days Are Coming 」。
これもソウルフリークだったキャロル・キングっぽい曲と感じます。どっちかというとジョー・ママっぽいかも。10CCの面々の演奏も素晴らしい。
実はこの曲、アニメファンの間では結構よく知られた楽曲なんです。実はこの曲、アレンジは全く違いますが、機動戦士ガンダムの「
Ζ・刻をこえて 」って曲の元ネタなんですよね(ちゃんと作曲者にニールがクレジットされてます)。ちなみに森口博子の機動戦士Zガンダムの主題歌にもなったデビューシングル「水の星へ愛をこめて」の作曲者も実はニール・セダカ(笑)。ニール、何でもやりますね~。
それにしてもガンダム制作陣もよくこの玄人好みの楽曲に目を付けたなあと感心させられます。 めっちゃニューソウルな⑧「Dimbo Man 」。
ポップなニールにしては珍しい曲調。当時、流行っていたニューソウルからの影響大。それでも呪文みたいなコーラスはニールらしいですね。ロル・クレームのギターが結構いい感じです。この曲なんかは、ストロベリー・スタジオ・チームと組んだ成果じゃないでしょうか。 ニール、一世一代の名バラードの⑩「Solitaire 」。
個人的にはこうした名曲風バラードはあまり好きじゃないのですが、こちらは70年代のニール・セダカの幕開けに相応しい楽曲なので…。私はニールのバージョンよりも先にカーペンターズでこの曲を知ったので、どうしてもカレンのヴォーカルが耳に馴染んでしまってます。それだけカーペンターズ、リチャードのアレンジとカレンのヴォーカル力が素晴らしいんでしょうね。
このアルバム、全体的に聴くと、かなりキャロル・キングを意識したSSW風な楽曲が詰まってますね。あまりニール・セダカをキャロル・キングと比較したこともなかったのですが、実は類似点は多いんですよね。ストロベリー・スタジオではこの後、もう1枚制作することとなります。
ちなみに本作の発表が1972年6月、ストロベリー・スタジオの4人が10CCとしてスタートを切ったのが1972年7月です。そういった意味でもこのアルバムはニールと10CCにとって、ターニングポイントとなったアルバムなんですね。
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