その活動再開の手助けをしたのが盟友のエリック・クラプトン。彼のバックバンドのメンバー、カール・レイドル(B)、アルバート・リー(G)、ディッキー・シムズ(Key)も協力しております。そしてドラムはマークとの付き合いが長いジム・ケルトナー。プロデュースはグリン・ジョンズ。同時期にクラプトンは「Backless」を制作しております。「Backless」と「Lost in Austin」は双子のアルバムとも云われているらしいのですが、「Backless」のプロデューサーもグリンです。
マークは全く自身のポリシーを曲げずに、渋い内容の本作を発表します。ちなみにマーク・ベノが初来日したのが2005年。その時の貴重な来日インタビューが2005年12月号のレココレに掲載されてます。そのインタビューでマークは「僕の書いた「Chasin' Rainbows」は、ひょっとしたらエリックの「Tears In Heaven」に影響を与えたのかもしれない」と語ってます。そんな大胆なことを仰っていいのか…と思ってしまいますが(笑)。
あの曲って分かりますか? ドアーズの「Light My Fire」です。コード進行がソックリなような気がします。マークがドアーズの「L.A. Woman」にギタリストとして参加した話は有名ですが、これはマークの「Minnows」のエンジニアを務めたブルース・ボトニックの誘いが切欠だったらしい。当時ドアーズはブルースへのアプローチを欲しており、同じプロデューサーだったブルース・ボトニックの提案により実現したもの。マーク自身はジム・モリソンとは全く面識はなかったそうです。
マーク・ベノは、「Minnows」をチラッと聴いたことがあるくらいで、あまり関心はなかったのですが、このアルバム、中々の名盤ですね。
(Spotifyにはないので、YouTubeで数曲チェックしました。)
上手いとは言えないけど、味わいのあるマークのヴォーカルは、いかにもスワンプらしいと思いますが、全体的に軽めの感じの作りなので聴きやすくていいですね。
「Me and a Friend of Mine」は確かに「Light My Fire」をさらにシブくしたような感じで面白い!