さてさて、今回はドゥービーとは同時期に活躍していたメリサ・マンチェスターです。メリサ・マンチェスターというとコンテンポラリー系シンガーというイメージで、80年代をリアルタイムに過ごしたものとしては、彼女のヒット曲「You Should Hear How She Talks About You」が印象的。正直、MOR的なシンガーというイメージだったので、長年スルーしていたのですが、今回ご紹介するアルバムを最初に聴いたとき、かなり驚きました。とにかく「黒い」アルバムなんですよね。それもそのはず、プロデューサーはリオン・ウェア。バックも彼の人脈の豪華ミュージシャン。素晴らしいアルバムでしたので共有させて頂こうかなと。
メリサは1977年に発表した前作「Singin’…」でリオン・ウェアの「I Wanna Be Where You Are」をカバーします。このことが縁でリオンとタッグを組んで、ソウルフルなアルバムを作ろうとしますが、アリスタレコード社長のクライヴ・デイビスはヒット曲という観点からピーター・アレンとキャロル・ベイヤー・セイガー共作の「Don't Cry Out Loud」の収録を勧めます。
そういった経緯からタイトル曲の③「Don't Cry Out Loud」だけはリオンのプロデュースではないんですね。そしてクライヴの狙い通り、この曲はシングルカットされてヒットします。
メリサとキャロル・ベイヤー・セイガーが共作した⑦「To Make You Smile Again」もソウル・ポップな名曲。
後にキャロル自身もセルフカバーしてますが、キャロルのバージョンはジャージーなアレンジです。メリサのヴォーカルはパンチがあるので、こうしたアレンジの方が合ってますね。ジェームス・ギャドソンにしては珍しくリズミカルなドラムです。リチャード・ティーとの相性でいえば、このテのドラミングはスティーヴ・ガッドが一番フィットしますが…。ジェームスのドラミングはどことなく重々しい。エンディング近くで聴けるハーモニカはトミー・モーガン。余談ですが、恐らくこのキャロルのバージョンをカバーしたと思われる西城秀樹の「To Make You Smile Again」が絶品。せっかくなのでリンク貼っておきます。
こんばんは。メリッサは次々作『For the working girl』をほぼリアルタイムでレコードを買ったのが初聴きでした。当時、掲題作の存在は知ってましたが、後々リタ・クーリッジが「Don't cry out loud」を歌ったのを聴いてスゴく違和感を感じ、その影響からか?この作品もスルーしていました。けどメリッサのは違和感あまり感じませんでしたね。アリスタですからクライブ・デイビスの、お得意のパターンですよね。「Don't cry~」以外は聴いたことなかったですが、今回聴いてみましたが、見事なソフティケイティッドソウルですね~。リオン・ウェアかぁなるほど~。彼女は声量があって抜群に歌が上手いですね。
ちなみに私が所有していた『For the working girl』ではディオンヌ・ワーウィックのように歌い上げる曲があったり、リオン・ウェアがらみのバラード曲をピーボ・ブライソンとデュエットしたり、何故かドン・ヘンリー!をバックボーカルに従えた曲があったりとバラエティさを持たせた内容でした。
後々の「You should hear~」を聴いた時はその変貌ぶりにガッカリしたものでした。
☆ejichan555さん、コメント有難うございます。
私は初期(本作より前)のメリサのアルバムって、全く未聴なのでよく知らなかったのですが、キャロルとメリサって、古くからコラボしていたんですね。
「雨に想いを(Come In From The Rain)」は4枚目のアルバムに収録された曲ですね。キャプテン&テニールとか、多くの方にもカバーされていたんですね~。
コンポーザーとしてのメリサの素晴らしさも再認識させられました。
☆ハリジョージスンさん、コメント有難うございます。
私は「For The Working Girl」は未聴ですが、収録曲をみると「Without You」を歌っているんですね。恐らく本来のメリサは、自身が書いたオリジナル作品、MOR系の他人が書いた曲、カバー曲をバランスよく収めたアルバムを発表するような方だったんでしょうね。
本作の前作「Singin…」はネッド・ドヒニーやJT、ビーチボーイズ、スライ・ストーンの「Stand」までカバーしてますが(笑)。
本作は「Don't Cry Out Loud」が本来のメリサ路線、他のリオン・ウェア系のブルーアイドソウルは他のアルバムにもあまり聞かれないような楽曲かもしれません。
「You Should Hear How She Talks About You」、モロに80年代の音ですからね。でもあれでもジェフ・ポーカロ(Ds)、エイブラハム・ラボリエル(B)、スティーヴ・ルカサー(G)、ロビー・ブキャナン(Key)がバックの演奏なんですよね。
メリッサのDon't Cry Out Loudはリアルタイムで聞いた記憶ありますが、そのほかは全く聞いたことありませんでした。Shine Like You Should、確かに私も好きです。
んで、Almost Everythingを聴いて、「はて、どっかで聞いたような…」となって頭をフル回転させたところ、「あっ、あれや!」と出てきました。ためしに聞いてみてくださいませ。ほぼクリソツ・・・^^;
https://www.youtube.com/watch?v=wwmLWZ7qcLg
なんてこと考えてたらですねぇ、Don't Cry Out Loudも何かにすごく似てるような気がしてきまして・・・。でも、コッチは出てこないのよねぇ。頭のCPUが年代物なんで、アーカイブがどこにしまってあるかたどりつけずですぅ。あ~、すっきりしたい!^^;
リオン・ウェアなんかはレア・グルーヴ的な紹介をされて、結構元ネタとして使われてますが、「Don't Cry Out Loud」は定番バラードですからね。でも実は私も最初聴いたときに、歌の一部が「We're The World」にソックリだったり、曲の展開がエリック・カルメンの「All By Myself」似ていたり…。いや、他にも似ている曲があるかも…。