コロナ禍、夜の街を歩くというシチュエーションも減ってしまい、街中から流れるクリスマスソングを聴く機会が無くなってしまいました。別にクリスマスに何があるわけでもないのですが、やっぱり12月に聴くクリスマスソングって、心が暖まりますね。ですからせめて通勤時だけでもクリスマスソング、結構聴いてます。
今のお気に入りはスパイロ・ジャイラと(今更ですが)ビーチボーイズのクリスマス・アルバム。ビーチボーイズは私が敬愛するバンドですが、なぜかこのアルバムはそんなに聴き込んでませんでした。ビーチボーイズを熱心に聴いていた頃は、本作をイロモノ的に捉えていたのかもしれません。でも本作は、この作品が発表された前の年、フィル・スペクターが発表した
「Christmas Gift to You From Phil Spector」 にブライン・ウィルソンがインスパイアされて制作されたものに違いなく、フィル・スペクターを敬愛していたブライアン渾身の1枚だったのかもしれません。
この頃のビーチボーイズは殺人的に多忙なスケジュールで、そんなに煮詰めてアルバムが作れるわけもなく、本作も残念ながら安易に作られた楽曲も収録されてます。また本作はA面6曲がブライアンのオリジナル作品、B面6曲がスタンダードナンバーのカバー…となる筈が、ブライアンの作品が1曲足らず、やむを得ずA面5曲に1曲スタンダードナンバーが加わったりしております。 そんなアルバムなんですが、白眉は⑥~⑫のディック・レイノルズがオーケストラアレンジを担当したスタンダードナンバー集で、恐らくブライアンはここで、オーケストラのアレンジの面白さを知り、それが後のペットサウンズへ繋がっていったと推測します。またディック・レイノルズって、ビーチボーイズの原点でもあるフォー・フレッシュメンのアレンジャーなんですよね。 それではまずはA面のブライアン・オリジナルの楽曲を。彼等のクリスマスソングの代表曲の①「Little Saint Nick 」。 https://www.youtube.com/watch?v=AbgxDgVmMF0 こちらは前年の1963年に発表されたもの。「Little Deuce Coupe」を下敷きに作った楽曲。ベルやパーカッションの使い方なんかは、完全にフィル・スペクターからの影響大ですね。 ブライアンの5曲のうち、私が一番大好きな楽曲が⑤「Christmas Day 」。ここでは初めてアル・ジャーディンがリード・ヴォーカルを務めてます。ブライアンでもなく、マイクでもない、アルをリードとしたブライアンのセンス、なかなかのもの。ちょっと心許ないアルのヴォーカルが、なんか郷愁を誘います。バックの演奏が薄っぺらいのは残念ですが、メロディは秀逸です。①もそうですが、当時のブライアンはこんな素敵なメロディをあっという間に書いていたんでしょうね。 この曲はいろいろな方がカバーしていますが、日本では野田幹子が絶妙なアレンジでカバーしていました。私はこのBBオリジナルより先に野田幹子さんのバージョンを聴き、当時いい曲だなあと思ったものです。VIDEO A面最後、でも実質的にはここから定番クリスマスソングが続きます。その幕開けに相応しい楽曲が⑥「Frosty The Snowman 」。
ビーチボーイズのコーラスとディック・レイノルズの素晴らしいアレンジが堪能出来ます。この曲なんか今の時期に聴くと、妙にワクワクしてきませんか?
ブライアンの名唄が聴ける⑧「Blue Christmas 」。
非常に珍しく、ここでのブライアン、フォルセットを封印して熱唱しております。またコーラスも一切なし。恐らくブライアンは意図的にこうしたアレンジにしたと思われます。ディック・レイノルズがアレンジした素晴らしいオーケストラをバックに、フランク・シナトラばりに歌ったことでしょう。ひょっとしたら当時のビーチボーイズファンからしたら、夏のロックンロール、颯爽としたコーラスが持ち味のビーチボーイズの対極にあるこの曲に、嫌悪感を抱いたかもしれませんね。私はこのナンバー、ブライアンの歌手としての意地みたいなものが感じられ、大好きです。
こちらもクリスマスソングとしては超定番の⑨「Santa Claus Is Coming To Town 」。
次のトラックの「White Christmas」とどっちをセレクトするか迷ったのですが、ジャズ・オーケストラがカッコイイこちらをチョイスしました。ブライアンとマイクがリードヴォーカルを分け合ってますが、お調子者のマイクは明らかに変わった歌い方をしてますね。
エンディングはやっぱりこの曲、⑫「Auld Lang Syne(蛍の光) 」。
この曲を聴くにつれ、ビーチボーイズって凄いコーラスバンドなんだなあと、感動してしまいます。そして間奏の台詞はデニス・ウィルソン。メンバーの中でも一番のモテ男だったデニス、当時どれほどの女性がこの台詞に感動したことか。素晴らしいコーラスワークですね。
ビーチボーイズとクリスマス。日本でいえばTUBEがクリスマスソングを歌うってイメージだったのでしょうか。彼等は素晴らしいコーラスワークが武器なので、クリスマスソングのようなハートウォームな楽曲を手掛けても、非常にマッチしますね。特に「蛍の光」は絶品。今しばらくはクリスマスソングで心暖まる日々を過ごしたいものです。
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