今回は、ジャズの面白いアルバムをアップしようと思ったのですが、埋もれた名盤を聴き漁っていくうちに、今日ご紹介するトミー・ボーリンのデビューアルバムに行き当たり、こっちの素晴らしさに感動。急遽、こっちをアップしました。
過去、トミー・ボーリンのギタリストとしての素晴らしさについては、ビリー・コブハムの
「Spectrum」 、ディープ・パープル
「Come Taste The Band」 で言及していたのですが、彼のソロは聴いていなかったんですよね。それがAmazon Musicで「レス・デューデックを聴いたあなたへレコメンド」としてコレを薦められ、ちょっと聴いたら、これが実に素晴らしい。彼のギターはもちろん、その楽曲、バラエティに富んだ内容に、トミー・ボーリンの才能を恐ろしく感じた次第。そもそもデビューアルバムの割には、後に名を成す相当な方々が参加しております。
トミー・ボーリンを一躍有名にしたのが、前述のビリー・コブハム「Spectrum」でのプレイ(一度リンク先から聴いてみて下さい)。そのぶっ飛んだプレイにジェフ・ベックが感化されたのは有名な話。その後、ジェイムス・ギャングに加入するも、1974年7月に脱退。本作の制作に取り掛かります。
1975年11月発表。参加ミュージシャンはジェフ・ポーカロ、デヴィッド・フォスター、スタンリー・シェルドン(ピーター・フランプトンとのコラボで有名)、ポール・ストールワース(のちにフォスターとアティチュードを結成)、ヤン・ハマー、ナラダ・マイケル・ウォルデン、デヴィッド・サンボーン…、そしてなぜかフィル・コリンズまで参加しているんですよ。いかにトミーがミュージシャンズ・ミュージシャンだったか、よく分かります。③以外全曲トミー作。
まずはオープニングの①「The Grind」。かなり黒いファンク・チューンです。ギターリフも黒い!ここでのピアノはデヴィッド・フォスター、ドラムはジェフ・ポーカロ。彼のスネアの音って、もうちょっとカラッとしているのですが、ここではちょっとファンクっぽく叩いてます。フォスターも、後のフォスターっぽいプレイではなく、意外にもファンク的なプレイ。随所に出てくるスライドも心地いいですね。特にエンディングでのプレイは素晴らしい!
VIDEO
恐らくトミーをハードロックという括りで捉えてしまうと④「Savannah Woman」は、ズッコケてしまいます(笑)。なんとサルサのリズムを取り入れたマイナーチューン。サンタナ⁇ って思っちゃいますね。ここではトミーの絶品のギターソロが素晴らしい(←こればっかりですが)。トミー・ボーリンはやっぱりパープルに加入すべきではなかったかも。
VIDEO
アルバムタイトル・トラックの⑤「Teaser」。これもファンクですね。ギターリフが実にネチッこい。これもドラムはジェフ・ポーカロ。ジェフがこうしたハードなファンクチューンを叩くのって、珍しいですね。ハイハットワークはジェフらしい。途中途中でギターのブッ飛んだ音が聴こえます。間奏で、一旦曲が静かになり、段々と盛り上がってくるところなんか、ジェフのハイハットワークとトミーのギタープレイのコラボ、スリリングで実にカッコいい。
VIDEO
ジェフ・ベックの先をいった⑦「Marching Powder」。ジェフの有名なアルバム
「Blow By Blow」 は発表こそ本作より少し先ですが、 トミーのプレイにインスパイアされた制作されたもの。そしてこの「Marching Powder」は元祖トミー流のクロスオーバーミュージック。もちろんバックはヤン・ハマー(Key)とマイケル・ウォルデン(Ds)。ここでのサックスは意外にもデヴィッド・サンボーン。後の洒落たサンボーンとは違う、熱いプレイです。マイケルのドラムといい、トミーのギターといい、縦横無尽に暴れまくってますね~。
VIDEO
恐らく本作中、一番人気の高いナンバーと思われる⑧「Wild Dogs」。トミーのソングライティングのセンス、そしてトミーのヴォーカルも素晴らしいのです。なんとなくツェッペリンがやりそうな哀愁漂うバラード。とにかく楽曲が素晴らしい。トミーのヴォーカルと対を成すギター、やっぱり彼のスライドもカッコいい。中間からエンディングに向かうアレンジ、ギターソロも絶品…。
VIDEO
皆さん、ご存じのように本作制作中にトミーは1975年6月にディープ・パープルに加入。偶然か、故意か分かりませんが、パープルの「Come Taste The Bamd」と本作は同じ月に発表されてます。この「Come Taste The Band」も賛否両論、巻き起こりました(むしろ否という意見が多かったかも)。私はグレン・ヒューズとトミーのコラボは大好きですが…。
で、権利問題の関係でクレジットされてませんが、実は本作の③「Dreamer」の最後のフレーズを歌っているヴォーカルはグレン・ヒューズなんです。グレンとトミーは音楽嗜好も合っていたし、仲が良かったんですよね。この曲、バラードとしても一級品の楽曲。なぜこうした曲が埋もれてしまっているんでしょう。グレンが歌いだすところなんか鳥肌モノです。VIDEO
本作、ご紹介出来なかった楽曲も捨て曲なし。バラエティに富み過ぎて、かついぶし銀的な楽曲が多いので、如何にもマニア好みのアルバム。こうしたアルバム、私的には大好きですね。トミー・ボーリンとジェフ・ポーカロのコラボっていうのも意外だし。
トミーはディープ・パープルの重荷に耐えられなかったのかなあと。リッチー・ブラックモアとはあまりにも対極的なプレイだったし、トミーは抜群に器用なミュージシャンだったんですよね。彼の早逝があまりにも残念。存命されていたら、相当名作を残していった方じゃないかなと。
htmx.process($el));"
hx-trigger="click"
hx-target="#hx-like-count-post-31766054"
hx-vals='{"url":"https:\/\/y240.exblog.jp\/31766054\/","__csrf_value":"67e32722abfa06ac4ee8b988de2f96ee66548bbf4fecdbd90103f0fc58f070407e7fcbe56761c304cf52c6a56e420bc4094ec324085bba69833e1c0748d18155"}'
role="button"
class="xbg-like-btn-icon">