本来は「Once Upon A Dream」をアップしようと思ったのですが、個人的にはアルバムのクオリティはこっち(「Freedom Suite」)が高いと感じ、本作をチョイスしました。
本作のジャケは銀色の紙を使ったもので、なかなか派手な作り。1969年発表の5枚目のスタジオアルバムです。本作からは、彼らの最大にヒットシングル「People Got To Be Free」が生まれてます。そしてLP2枚組の大作! 1枚目が「Freedom Suite」、2枚目が「Music Music」と表記されてます。2枚目(C面D面)はなんと3曲しか収録されてません(苦笑)。クリームのライブアルバムみたいです。要はインスト中心の、彼等のミュージシャンとしての力量が発揮された3曲ということですね。
私のおススメは⑤「Ray Of Hope」。大ヒットナンバーの「People Got Be Free」の次のシングルナンバーで、フェリックス・キャバリエと・エディ・ブリガッティの共作。曲のテンポは「Groovin'」彷彿させる、ゆったりとしたナンバー。フェリックスに絡むエディのコーラスが素敵です。この曲、暗殺されたジョン・F・ケネディの末弟、テッド・ケネディのために書かれた平和を謳うナンバーで、曲のエンディングでは、南北戦争時代に作られたアメリカの民謡「リパブリック賛歌」がメドレー形式でさりげなく流れてきます。ラスカルズは白人グループでしたが、平和主義や黒人解放といった主張が底流にあり、曲調も非常にソウルフルでした。そんな彼らの主義主張の象徴が「Ray Of Hope」のような気がします。そして「リパブリック賛歌」を挟み込んだ彼らの心意気に感動します。
ちなみに彼らはメンバーにベースを置いてませんが、実際はセッションミュージシャンとして超超著名なチャック・レイニーが参加しており、もちろんこの「Ray Of Hope」でも、エンディングにかけての恐ろしいくらいのグルーヴィーなベースを聞かせてくれてます。
順番が逆になりましたが、アルバムトップはなんとカントリータッチの①「American The Beautiful」。R&Bを得意とする彼等としては異色のナンバー。タイトルはもちろんアメリカの第二の国歌とも呼ばれている「American The Beautiful」とは同名異曲ですが、主義主張は同じようなものと思われます。曲調も国歌を彷彿させるようなアレンジですしね。あまり目立ちませんが、ギターのジーン・コーニッシュのここでのプレイを聴くと、かなり器用なギタープレイヤーだと感じます。
ちょっとジーン・コーニッシュの曲にも振れておきましょう(笑)。ラスカルズは殆どの曲はフェリックス単独、もしくはフェリックスとエディの共作中心ですが、本作ではジーンの単独作が2曲収録されてます。そのうちの1曲が⑧「Love Was So Easy To Give」。ワルツ調のフォーキーな楽曲。そう、ソウル色ゼロ(笑)のフォークソングです。この曲だけ聴くと、ラスカルズ⁇って思ってしまいます。ジーンのヴォーカルも、ちょっとジョン・セバスチャン風な感じ。決してソウルフルじゃないです。ただ、アレンジは途中のサイケ的なオーケストラとか、一筋縄ではいかないラスカルズって感じ。でもこの曲を聴いちゃうと、フェリックスやエディの黒いヴォーカルが際立ちますね。
Rascals、"People Got To Be Free"が大ヒットしましたね。といっても私はリアルタイムで聴いていたわけではなくでヒットから10年近く経ってから聞いたのですが、演奏自体は60年代の音ですが、曲は古さを感じさせないメロディの良質のポップスでした。カントリーからソウルフルな曲まで、ホント奥が深いアルバムでした。
ラスカルズはもちろん後追いで聞いたバンド。以前皆大好き再発リマスター秀逸のライノから2枚組の編集ベストCD出て愛聴しておりました。日本盤も出ましたが日本盤は契約の関係で後期2枚のコロムビア時代の曲がカットされてました。(私は輸入盤購入)解散後フェリックスさんOnly A Lonely Heart Seesのソロヒット出しましたね。ソロ3作目良いですよ!何時もありがとうございます。
☆oyajisannさん、コメント有難うございます。
コロンビア時代のアルバムもいいんですよね。味わい深いです。
フェリックスのソロ作品も数枚チェックしております。「Only A Lonely Heart Sees」はいい曲ですね。この曲が収録されている「Castles in the Air」も大好きなアルバムです。ソロ3作目って、この作品のことですよね。24丁目バンドが全面参加した好盤ですよね。
あとこの作品の前の「Destiny」も結構好きだったりします。
☆naruru-katoさん、コメント有難うございます。
ホントはご紹介されていた「Once Upon A Dream」をアップしたかったのですが、筆が進まず(笑)。むしろ本作の方が断然聴きやすかったので、こちらをアップしてしまいました。達郎さん、アルバムタイトルですね。
ディスク2、まあ、一般の方はそういった方が殆どじゃないでしょうかね(笑)。でもディノのドラムソロは、意外にも結構イケてると感じました。正直クリームの「クリームの素晴らしき世界」のディスク2より聴ける!って思いました(あまり比較しても意味ないですが)。