さてさて、私の中のギターヒーローは断然ランディ・ローズなんです。控えめな性格とは裏腹な、攻撃的で唯一無二なギタープレイは、独創的で創造的でした。でも私、実はリアルタイムでは彼のプレイを聴いてません。1982年3月、彼の死後、1983年に発表されたクワイエット・ライオットの大ヒット曲「Cum On Feel The Noize」で、ランディの存在を知ることになります。
「Cum On Feel The Noize」は70年代のバンド、スレイドのカバーで、この大ヒット曲があったからこそ、LAメタルが勃興したと言っても過言ではありません。デフ・レパードの「Photograph」が大ヒットしたのもこの頃でした。当時は「Cum On Feel The Noize」が収録されたアルバムも聴いていたのですが、どうもヴォーカルのケヴィン・タブロウが好きになれず、聴き込むほどには至っていませんでした。
このアルバム、それにしても売れに売れました。気付いたら全米No.1を獲得。メタル史上、初のNo.1アルバムとなったのです。ランディの死、「Cum On Feel The Noize」のキャッチーな楽曲等、いろいろな要素はありますが、ケヴィンの力強いヴォーカル力とメロディセンス、新ギタリストのカルロス・カヴァーソのテクニックも侮れません。