ドアーズが結構好きだったりします。60年代後期から活躍したグループですが、ヴォーカルのジム・モリソンが若くして亡くなってしまったので、ジム在籍時の彼らのオリジナルアルバムはたったの6枚しか存在しません。
ジムは、1969年3月1日にマイアミで行われたライブでの行為が原因で、公然猥褻と公然冒涜の罪で懲役6か月の有罪判決を受けました。私は知らなかったのですが、実は2010年12月9日、米フロリダ州の恩赦委員会は、この罪の恩赦を認めたのです。つまり無罪だったということですね。酷い罪を着せられていた訳ですが、逆説的に言うとこの罪のお陰もあり、ライブ活動は中止となったことで当時のドアーズはじっくりアルバム制作することが出来たのです。そして本来のブルース・バンドへの回帰という形で本作を発表するに至ります。

アルバムトップを飾るのは強力なブルースの①「Roadhouse Blues」。ドアーズはジム・モリスンのヴォーカルが注目されがちですが、やっぱりそのサウンドが大きな魅力。クラシックを学んだレイ・マンザレクのオルガン・ピアノ、フラメンコ・ギターからスライドまで、縦横無尽にギターを操るロビー・クリーガーのプレイ、ジャズ畑出身でドアーズ・サウンドをグイグイ引っ張るジョン・デンズモアのドラム。バンドサウンドも素晴らしいのです。そしてこのブルース・ソングは、ある意味トリッキーなサウンドに注目されがちなドアーズが、実は骨太なブルースバンドであることを証明する1曲でもあります。
サードアルバムのタイトルでもある②「Waiting for the Sun」。お蔵に入りになっていたのでしょうか。イントロからドアーズ独自のオリジナルな世界観が拡がります。ちょっと怪しげな雰囲気から、力強いフレーズ。ここではロビーの自由奔放なギタープレイが光ります。ドアーズらしい1曲ですね。
続けて③「You Make Me Real」、こちらはドアーズ流のロックンロールといったところでしょうか。ジョンの随所にタム回しを多用したドラミング、レイのユニークなオルガンの音色、骨太なロビーのギターリフ、どれもカッコいい。
怪しげな曲調の⑦「The Spy」。ジムのヴォーカルがよく合っております。曲調に合わせた3人の演奏も秀逸なアレンジです。
⑩「Indian Summer」は攻撃的なジムの別の一面をよく表した1曲。歌詞はたったの4行とシンプル。夏の終わりにじっくり聴きたい1曲。叙情的な楽曲もいいですね。初期の激しい楽曲がお好みの方は、こうしたドアーズ・サウンドには違和感を覚えるかもしれません。間奏のロビーのエスニックなギターソロなんかも、すごく魅力的ですね。
ドアーズのアルバムって、聴き込む度にいろいろな発見があります。ファースト、セカンド以外も秀逸なアルバムばかりですので…。
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