そして完成させたのが本作。スライ渾身の1曲がアルバムトップの①「Dance to the Music」。イントロから強烈なビートとパワフルなホーン。一瞬バック演奏が止まったかと思ったら、バリトンヴォイスのコーラスで曲を繋ぎ、一気にサビになだれ込みます。ヴォーカルはメンバー持ち回り…。こうしたスタイルは、後のジャクソン・ファイブに受け継がれていきます。アルバム演奏でも熱気がスゴイですよね。そして下にアップしたのは、当時エド・サリバン・ショーに出演したときの映像。最初にヒットした「Everyday People」のサビが演奏されますが、すぐに「Dance to the Music」に。当時は口パクが当たり前だったと思いますが、コレ、恐らく本当に演奏してますね。随所にアドリブも入れたりして、バンドとしての演奏がもの凄く力強い!間奏ではスライが、(高年齢層のハイソな)白人ばかりの観客の中に行き、熱唱します。そしてこの映像のハイライトシーン、バック演奏がパタッと止み、スライが踊りだします。確かこの曲、邦題は「スライと踊ろう」でしたね(笑)。感動モノだし、スライの底力がよく理解出来ます。こんな楽しそうな映像を見ながら、ひょっとしたら、ここがスライの頂点だったのでは?とも思ってしまいました。
こちらも①と同様のアイデア満載の④「Dance to the Medley: Music Is Alive/Dance in/Music Lover」。12分強もある楽曲なのに、力強い演奏で全く飽きさせません。何と言ってもイントロのファズ・ギター、怪しいですね(笑)。サイケ全盛期のアルバムらしいです。
スライ・ストーンには強力なベーシストがいました。彼の名はラリー・グラハム。いまでこそチョッパー奏法はファンクには当たり前のベース奏法となってますが、このチョッパー、ラリーが最初の奏者とされてます。⑤「Ride the Rhythm」はそんなラリーのベースが、まるでリード楽器のように縦横無尽に暴れまくってます。それでいてしっかりリズムキーパーの役目も果たしてますし。
こうしてじっくり聴いてみると、ポップな中にも捻りの効いた良質なアルバムであることがよく分かると思います。何と言っても「Dance to the Music」、この1曲がすべてを表していると思います。音楽って、やっぱり聴いていてワクワクするものが一番。「Dance to the Music」のスライはホントに楽しそうだし、エド・サリバン・ショーでのスライは実に生き生きと輝いてました…。その後のスライは黒人であるが故に思想や改革といったものを背負わされ、その重さに耐えきれなくなっていったような…そんな気がしてなりません。
Sly & the Family Stone 「Dance to the Music」
かなり好みです!テンション上がる楽曲ばかり!
とにかくカッコイイ!
これ聴きながら、午前中にイラストを描く仕事していました。
最高です!だいぶ前にスライを紹介されていましたね!
かっこいいの覚えています!
イイの教えてもらいました!ありがとう!