映画「プリティ・ウーマン」に使われた「Fallen」が大好きで、何れ買おう買おうと思っていた作品。今回、ワーナーからの企画(AOR BEST SELECTION 1300)で再発売されたのを機に購入しました。
ローレン・ウッドのプロとしてのスタートは地元ペンシルバニア州で結成したバンドで、1969年にデビュー。そういった意味では本作が発表された時点でも、実は彼女、ベテランと呼べる存在だったのかもしれません。このバンドは直ぐに解散し、そこからローレンを含む3人(チャンキー、ノヴィ&アーニー)がロスアンゼルスに赴き、活動を開始。テッド・テンプルマンに認められ、1973年にチャンキー、ノヴィ&アーニーとしてデビューを果たします。一般的にはこのバンドでローレン・ウッド(チャンキー)は知られた存在となります。
1977年にセカンドを発表するも、商業的なヒットには恵まれず、1979年にソロデビュー。本作は彼女のセカンドアルバムにあたります。
ファーストも参加メンバー(マイケル・マクドナルド、スティーヴ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ、ビル・チャンプリン等)を見ると、AOR色が濃い作品と思われますが、おそらくクラッキンのメンバーと組んだ本作の方が、彼女のソウルフルなヴォーカルに合っているような気がします。
ポップでソウルフルでもある①「Breakin' Too Many Hearts」は後期ドゥービーブラザーズが好んで演奏しそうな楽曲。
つまりマイケル・マクドナルドっぽい曲。ファーストソロではローレン、マイケルとデュエットも披露してましたね。実はこの曲、1979年にニコレット・ラーソンに提供していた楽曲。ニコレットより、より洗練されたソウルフルなAORナンバーとなってます。イントロのクリアーなギターはクラッキンのブライアン・レイのプレイ。ブライアンは今ではポール・マッカートニー・バンドのギタリストとして有名です。ローレン・ウッドというと翳りのある「Fallen」のイメージが強いのですが、こうした明るいポップソングも歌っていたんですね。個人的にはこの掴みの1曲、大好きです。
マイケル・マクドナルドが多用したキーボード・リフをモチーフとした③「Work on It」。
こちらはロビー・デュプリーとのデュエット。オシャレなナンバーですね。こちらもソウル・シンガーのマキシン・ナイチンゲールに提供していたナンバー。
豪快なホーンアレンジが印象的な⑤「Never Been So in Love」。もちろんシーウィンド・ホーンズですね。この曲なんかは相当ソウル色が濃いと思うのですが、如何でしょう。
名曲⑦「Fallen」…。今更何の説明も要らないでしょう。決してキャッチーな曲ではないのですが、雰囲気がいいし、曲そのものに味わいがあります。恐らく自身が弾いているフェンダー・ローズの調べが美しい。それから間奏のサックスはデヴィッド・ウッドフォード。Dr.Strutというフュージョン・バンドのサックス奏者なんですが、このバンドもかなりいいです。
ボッサのリズムにフェンダーの調べ。歌詞も素敵だし。ちなみにこの曲、シングルカットされたわけではありませんが、本作発表から10年後、前述の通りあの映画「プリティ・ウーマン」に使われることになり、より広く認知されるようになったのです。
「Fallen」は元々はニコレット・ラーソンに提供していた楽曲なんですが、そのニコレットのバージョンと比較してもお分かりの通り、これはアレンジの勝利でもありますね。雰囲気が全く違う楽曲に様変わり…。
本作中、一番アップテンポなナンバーの⑧「We're on to Something」。「Fallen」の後だけに、ギャップが結構印象深い。キャッチーなナンバーだし、結構好きです。
本作プロデュースはクラッキンのピーター・バネッタ&リック・チューダコフ。このコンビ、ロビー・デュプリーなんかを送り出した頃で、この後も、多くのアーチストを手掛けていくことになる名プロデューサーコンビ。本作はローレンの良さを、クラッキン・チームが上手く引き出した名盤。もし「Fallen」が、当時もっと注目を集めていたら、本作、相当商業的にもヒットしていたと思われます。
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