いよいよ星野源クンの新曲が発売となりました。私の中では、唯一、新譜を買っているJ-POPアーチストです。
源クン、昨年発売されたソロ4枚目のアルバム
「Yellow Dancer」で、日本人としての世界観を体現したイエローミュージックを打ち立てましたが、今回の新曲は更にそれを推し進めたような音…ですね。前回シングルの
「SUN」と同系列の曲が来るとは分かってはいたのですが。
昨年の彼の単独ライブ「ひとりエッジ」を見て思ったこと、源クン、相当ギターが上手いということ。そして卓越したセンス。それらは今回の新曲を聴いてもよくわかります。まずイントロからオリエンテッドなフレイヴァーが。クレジットをみると「ERHU」って楽器が書いてあります。これって中国の伝統的な弦楽器の「二胡」のことらしい。音を聴いてもらえれば、あ~、あの楽器ね、とお分かり頂けるかと。それから間奏のシャープに切り込んでくるリズム感のいいギター。源クンが弾いていると思われますが、こうしたリフ、ソロ、それから全体のアレンジもセンスを感じさせますね。もちろん ♪夫婦を超えてゆけ♪ って歌詞もいいですね。
ベースは盟友、ハマ・オカモト、ダウンタウンの浜田さんの息子さんですね。でも彼については「ダウンタウンの~」なんて形容詞は全く不要。とにかく骨太なベースを弾く方で、源クンの楽曲にぴったり。そしてドラムは河村・カースケ・智康さん。元々は白井貴子のバンドにいた方で、私は(もう30年近く前ですが)そのころから彼のドラム、大好きでした。彼のドラムはシャープに重いドラムを叩くこと。これまた最近の源クンの最近の音楽志向にぴったりです。ちなみに初回限定盤には3曲のライブ映像が収録されてますが、ハマさん、カースケさんの素晴らしい演奏が見れます。
本作には他に3曲、CMにも使われたファンクチューン②「Drinking Dance」、源クンが敬愛する細野晴臣さんに捧げた③「Continues」、お馴染みの一人宅録の④「雨音」どれも味わい深い曲ばかり。ただフォーキーな源クンが好きな私としては、「フィルム」みたいな曲もやってほしいなあと感じます。
あ、「逃げ恥」でのダンスシーン、見ているだけでワクワクしてきます。