ソフトロックなんかが大好きな私にとって、ジミー・ウェッブって偉大な存在なんです。フィフス・ディメンションのかっこいい曲は殆どが彼の作品だし、リチャード・ハリスとかグレン・キャンベルは彼の作品を好んで、歌ってました。そのジミー・ウェッブとAOR、もっと言えばTOTOとのコラボがどうなるのか。本作はそういった作品なんですね。
本作のプロデューサーはマシュー・マッコーリー&フレッド・モーリン。1978年、ダン・ヒルの「ふれあい」をヒットさせたことでも知られるプロデューサー。一方のジミーはこの当時、1977年に、あのジョージ・マーティンのプロデュースによるアルバム
「El Mirage」 を発表。このアルバムも実にイイアルバムなんで、未聴の方は是非チェックしてみてください。
さて、マシュー&フレッドとジミーとの出会いですが、実は私も金澤さんのライナーノーツで初めて知ったのですが、本作発表が1982年…、但し収録・制作は1978年だったんですね。マシュー&フレッドがダンの成功により、当時のレコード会社トップから、誰を手掛けたいか聞かれ、ジミーをプロデュースしたいと提案したことから、本作制作がスタートしたらしい。本作参加のミュージシャン、実は豪華絢爛。1982年当時、よくこれだけのメンバーが揃ったものだと、金澤さんも疑問に思っていたとのことですが、1978年ということなら、なんとなく理解出来ますね。
レコーディングメンバーですが、ジェフ・ポーカロ、スティーヴ・ルカサー、デヴィッド・ペイチのTOTO組、デヴィッド・フォスターにリー・スクラー、ディーン・パークス、ヴィクター・フェルドマン。コーラスにはマイケル・マクドナルド、ケニー・ロギンス、スティーヴン・ビショップ、ダリル・ホール、グレアム・ナッシュ、リア・カンケル等々。すごいですよね。1982年っていったらTOTO全盛期、フォスターも売れっ子だし、確かに時間的にも集めようがないでしょうね。 曲をご紹介しておきます! アルバムタイトルトラックでもある①「Angel Heart 」。 https://www.youtube.com/watch?v=5Ea-Y4IxIFw 往年のロッカバラードなので、本作の中では浮いている気もしなくもない。ここでの聴きどころはやっぱりエンディングのアカペラでしょうか。アメリカのジェリー・ベックリーとマシュー&フレッドが素敵に仕上げてます。それにしてもジェフが叩くと、タイトなドラムだけに曲が引き締まりますね。 イントロのリズミカルなピアノが印象的な②「God's Gift」。そのピアノを弾いているのはデヴィッド・フォスター。この曲のTOTO組参加はジェフとスティーヴだけですが、なんとなく初期のTOTOっぽい。クールなAORといった感じでしょうか。そして絶妙なギターソロ。ここでのスティーヴのギター、音がクリアですね。TOTO風といえばダリル・ホールがコーラスで参加している⑧「Nasty Love」もそんな曲調です。 美しいバラードの③「One of the Few」はJ.Cooperという方の作品。他はすべてジミーの作品なので、本作は楽曲ありきで敢えて収録したということでしょうか。確かに美しい1曲。そのメロディを支える演奏も素晴らしい。特に間奏のディーン・パークスのギターソロ、マイケル・マクドナルドとリア・カンケルのコーラス、いいですね。 本作が日の目を見ることになったのは、アート・ガーファンクルが④「Scissors Cut 」と⑨「In Cars」をカバーしたことがきっかけ。 https://www.youtube.com/watch?v=4CoJ8dDG3zs 良曲とも、とてもナイーブな楽曲で、本作でアートがこの2曲を選んだというのは妙に納得です。一般的には本作、アートのカバーのお陰で「Scissors Cut」の方が超有名曲になってしまいましたが、個人的には本作でも一番の秀逸な作品は「In Cars」だと思ってます。それにしても両曲とも、ジミーのヴォーカルにですら、安らぎを覚えてしまいます(ジミーって、もっと粗野に歌い方ってイメージがあったもので)。 珠玉の⑨「In Cars 」、エンディングのコーラスはスティーヴン・ビショップが参加してます。そしてホントの最後の重厚感あるコーラス、ビーチボーイズばりのコーラスはプロデューサーの2人。しかも浮遊感あるコーラスとパーカッションが織りなす世界は、ペット・サウンズでのサウンドコラージュそのもの。素晴らしい!! 最後に超おススメの1曲、⑥「His World 」を。 https://www.youtube.com/watch?v=3IIfvVHBfUQ なにがおススメかって、超シャッフルナンバーで、ジェフ・ポーカロのドラミングが炸裂してます。本作の最大の聴きどころは、人によっていろいろあると思いますが、私は断然、このナンバーのジェフのドラミング。もちろんギターはスティーヴ・ルカサー。軽快なピアノはデヴィッド・フォスター!それにしてもこの曲、TOTOの「Goodbye Elenore」にそっくり。発表年次は「His World」が後ですが、収録自体はこちらが先。TOTOも様々なアーチストとの共演から、相当インスパイアされていったと思われます。 ジミー・ウェッブ、やっぱり素晴らしい音楽作家ですね。どの曲も素晴らしい。
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