AOR誕生40周年記念、AOR CITY 1000シリーズで、100枚ものAOR系名盤が再発売されてますね。ここでも既にFar Cryをご紹介済ですが、今回は第2弾。ジョン・ヴァレンティです。ジョン・ヴァレンティについては、既に超名盤のファースト「Anything You Want」があまりにも有名。初めて聴いたときは、私もスティーヴィー・ワンダー??と思ってしまいました。それくらい声質がそっくり。ファーストのクレジットには「P.S.I Still Love You Chicago」とあり、シカゴ出身、シカゴ・ソウル好きのジョンらしいと思ったものです。
アルバムトップの①「Who Will It Be」は、どことなくマイケル・マクドナルド風のキーボードリフ、ヴォーカルスタイルを感じさせつつ、マクサスとかTOTO系のハードな部分もあったりして…。少なくともファーストのソウルフルな要素は感じさせませんし、ここでのジョンのヴォーカルは、スティーヴィー・ワンダーに似ているとも思えません。個人的には凡庸な楽曲に聞こえてしまいます。
こんな感じのアルバムなのかな~と思ったら、②「Did She Mention Me」はポップな爽やかなAORナンバー。ポップス好きな私にとっては、このテの楽曲、大好きです。分かりやすいサビに、爽やかで愛らしいコーラス、間奏はギターソロかと思ったら、トランペットと意表を付く展開、いいですね。
本作では前述のマイク・ピシリロが6曲、ジョンが4曲楽曲提供しており、⑤「Best for Me」はジョン自身の作品のバラード。冒頭のサックスソロからAOR系バラードの匂いがプンプンしますね。
⑨「Make It Up to You」もジョンの自作ナンバー。こちらもスティーヴィー・ワンダーばりのヴォーカル、そして楽曲も一瞬スティーヴィーっぽいメロディがあったりします。力強いピアノとドラムが印象的。そしてラストナンバーの⑩「Fight for Love」はサビがなんとなく当時流行っていた商業ロックのような感じも…。サビだけ、ジョンのイメージからかけ離れているような…。