グレン・フライを追悼する意味も兼ね、今週、洋楽カラオケバーで「Take It Easy」を熱唱してきました…(泣)。そのイーグルスが結成されたのが1971年。爽やかなカントリーロックが持ち味でしたが、もともとのカントリーロックの源流は1967年前後、先般ご紹介したボブ・ディランであったり、バーズ、モンキーズのマイク・ネスミスだったりします。個人的にはこれらバンドは皆、大好きで、特にバーズはお気に入りです。
そのバーズですが、デビューは1965年、フォークロック調にアレンジしたディランの「Mr. Tambourine Man」がいきなり大ヒットを記録し、その後、数枚のフォークロックアルバムを発表します。そしてメンバーにグラム・パーソンズを引き入れ、1968年にカントリーアルバム「Sweetheart of the Rodeo」を発表します。ちなみにグラムはあっという間にバーズを脱退し、同じくバーズを脱退したクリス・ヒルマンと共にフライング・ブリトー・ブラザーズを結成します。このバンドに在籍していたバーニー・レドンは後にイーグルスを結成…。この当時のウエストコーストの人脈は結構興味深いものがありますね。
さて、グラムに置いてけぼりにされたバーズは、クラレンス・ホワイトという強力なギタリストをメンバーとし、ロジャー・マッギン、ジーン・パーソンズ、ジョン・ヨークの4人で7枚目のアルバムを製作。それが「Dr. Byrds & Mr. Hyde」です。
さて、バーズのアルバムにはお決まり様にボブ・ディランのカバーが収録されており、本作もディランの楽曲①「This Wheel's on Fire」からスタートです。正確にはディランとザ・バンドのリック・ダンゴとの共作。ザ・バンドのデビューアルバムにも収録されていたナンバーです。バーズはかなりサイケに、かつ力強いロック寄りの演奏をしてます。これは明らかにクラレンスのギターに因るところが大きいですね。
アルバムのエンディングトラックはメドレー形式の⑩「Medley- My Back Pages-B.J. Blues-Baby What You Want Me to Do」。最初の楽曲はもちろん自身4枚目のアルバムにも収録されたディラン作の「My Back Pages」。日本では真心ブラザーズがカバーしたバージョンが有名ですね。ロジャーのこの楽曲に対する強い思い入れを感じます。以前のバージョンではフォークロック調に仕上げてましたが、ここでは次に繋がる楽曲がブルースなので、それに呼応、ヘビーに仕上げてますね。続く「B.J.Blues」はメンバー全員の共作。そしてジミー・リードの「Baby What You Want Me to Do」へ。熱烈なクラレンスのギターソロが聴けます。このブルースは誰の趣味だったんでしょうね。