スティーブルカサーのギターが唸っているAOR名盤デヴィッド・フォスタープロデュースのドウェイン・フォードのデビューアルバム。AOR名盤特集では必ず出てくるアルバムだったので、気になっていたのですが、今回たまたま入った中古CD屋にて1000円で入手。
このアルバムの魅力はデヴィッドフォスターというより、参加しているTOTOのスティーブルカサーとジェフポーカロが全快にハードロックしている点。TOTOでいえば「ハイドラ」~「ターンバック」の頃の香りがプンプンします。ハイドラは1981年発表ですから、本作と同じ時期ですね。
特に④「The Hurricane」。
ルーク独特のハードなギターの音色。すぐにジェフと分かるフィルインなどかなりTOTOに近いです。
それから⑤「Midnight Ride」。これはさらにハード。TOTOでいえば「TOTOⅣ」収録の「Lover's in the night」に似てます。エンディングはジェフならではのドラミングが冴え渡り、スリリングな展開。これ1曲聞くだけでも価値はあると思います。
⑥⑦はTOTOの面子が参加していない楽曲ですが、明らかにパワーダウンを感じます。もちろん楽曲が悪いわけではないのですが、如何せん演奏が平凡で面白みが感じられません。
初期TOTOファン必聴アルバムです。