竹内まりやの新作「TRAD」がいよいよ発売されましたね。2007年発表の
「Denim」以来、7年振りの新作とのことで、巷での期待感も大きいようです。と客観的に書いてしまいましたが、まりやさんの新作、個人的にはアルバムらしくないと感じてました。過去の作品集、ベスト盤と呼んだ方がいいかもしれません。ですから中身にそれほどの驚きもないと思い、購入すら見送ろうと思っていたくらいです。でもなぜ購入したのか…、それは初回限定のDVDに魅せられてしまったからです。このDVDには「静かな伝説」のPVと2000年のSouvenir LIVEから4曲、そして過去のPVのダイジェストが収録されてます。特に未だにまりやさんのLIVEに参戦したことのない私にとっては、彼女のステージングには興味津々でした。ですからこのDVDの、特に4曲のLIVE目的に新作を買ってしまった、といっても過言ではありません。そして何といってもそのLIVEのドラマーは故、青山純さん。青山純のドラムまで聴けて、なんで買わないの・・・といった感じなんですね。

最初からDVDのことばかりに言及してしまいましたが、私は青山純&伊藤広規のリズム隊が大好きで、山下達郎、そしてまりやさんのアルバムで聞けた、そのリズム隊でのサウンドが大好きでした。まりやさんのアルバムでいうと「VARIETY」あたりでしょうか。まりやさんのポップスにのっかるソリッドな演奏。これ以上の贅沢なサウンドはない・・・というくらい大好きな訳で・・・。
そういった意味ではこの「TRAD」、ドラムは打ち込み中心。ソリッド感はかなり低く、ちょっと残念。
一方AMAZONでの本作の評価は異様な程の好評価。やっぱり私はへそ曲がりなんでしょうね(苦笑)。ただし確かになんだかんだ言っても楽曲はイイ!
私の好みは②「それぞれの夜」のような60年代ポップス調の楽曲。この曲のギターサウンドやドラミング、ギターフレーズは完全にリバプールサウンドですね。そういえばまりやさんがラジオで、このテの達郎のドラミングはいい、と仰っていたような気がします。
あとは断然③「アロハ式恋愛指南」や⑪「たそがれダイアリー」のような軽快なフィリー・サウンドがGood!
「アロハ式恋愛指南」のギターカッティングは達郎さんの独壇場。あとまりやさんの英語の発音も心地いいですね~。この曲こそ、山下達郎のギター、アレンジ能力とまりやさんのポップス感覚溢れるソングライティングとアルトヴォイスが十分発揮された1曲ではないでしょうか。
④「ウイスキーが、お好きでしょ」はCMソングで有名ですね。それにしても驚きだったのはこの曲、作曲者は杉真理さんだったんですね。杉さんといえばまりやさんの大学時代のサークルの先輩でもあり、盟友ですね。そんな繋がりもあって、この歌(もともとは石川さゆりさんが歌ったもの)をカバーしたんでしょうか。個人的にはサビをCMで聞ければいいかなと。まりやさんのアルバムにフィットしているかどうか・・・、これは見解が分かれそうです。
そしてもっと悩ましいのが⑥「最後のタンゴ」。ホントにタンゴです(笑)。NHK「ラジオ深夜便のうた」として作られたみたいですが、ムード歌謡曲といえばいいのか・・・、これこそ本作に収まっているものの、思いっきり浮いているように思えます。
あ、杉さんといえば、TBS「NEWS23」のエンディングテーマだった⑤「Dear Angie~あなたは負けない」も杉さんが作った曲だったんですね。この曲は大好きです。PVにはギターに松尾清憲さん、ドラムに島村英二さんが映ってます。
⑨「リユニオン」は松たか子さんに提供していた楽曲。松さんのバージョンはボサノバタッチらしいのですが、ここでは難波さんのアコースティックピアノが実に透明感があって、朝もや漂う情景が思い浮かんできます。森林浴でもしたくなるような、これも秀逸なアレンジで聞かせます。
⑬「静かな伝説」を最初に聴いたとき(ラジオから流れてきたのですが)、これは演歌??と思ってしまいました(苦笑)。演歌ではないですが、まりやさんのヴォーカルがこぶしを回している訳ではないですが力強い。ちょっとファーキーでもあり、アーシーな感じとでもいうのでしょうか。
エンディング近くではラララ~のコーラスが・・・。ここで私は達郎さんの「蒼茫」を連想してしまいました。そしてまさしく「蒼茫」でコーラスをしていた桑田夫妻がここでも歌ってました。達郎さんの「蒼茫」はかなり渋めのマイナー調の楽曲。かたやまりやさんの「静かな伝説」は決して陰には篭らない曲調。なんとなく2人の違いを感じてしまいます。
言わずと知れた⑭「Your Eyes」は達郎さんがオリジナル・・・と思ったら、元々はまりやさんのために達郎さんが書き上げた1曲とのこと。ただしなぜかその時はオクラ入りとなってしまい、結局達郎さんが自身で発表したという経緯らしいです。それが時を経て、本家(??)まりやさんが歌うことに。
この曲のクレジット、結構感動しました。ベースは伊藤広規、ドラムは・・・コンピュータープログラミングですが、そこには Jun Aoyama Simulation Drum Programmingとあるではないですか!この収録はおそらく2013年当時のものなのか、今回のアルバム用なのか、分かりませんが、かなり完コピに近いです。
ちなみにDVDに収録されていた「不思議なピーチパイ」の映像。過去に全く同じ映像が一部アップされていました。14年前というと、まりやさんは45歳!う~ん、実に溌剌としてますね。この映像を見たら、4曲とはいえDVD、見たくなりますよね。
結局、私はこのアルバム、すっかりヘビーローテーションなのです。評価しないと言いながらも、発売日(9/10)の前日には入手して、何度も何度も聞いているのです(笑)。
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