Free Soul 20周年を記念して、ユニバーサルより「Free Soul Collection 1000」と題して、なんとフリーソウルの名盤が50枚、1000円で発売されてます。ロイ・エアーズやセルジオ・メンデス、ジョニー・ブリストル、ジョージー・フェイム、ルパート・ホームズ(フリーソウル??)…、かなり触手がそそられますが、まず購入したのがベン・シドランの「I Lead A Life」です。
ベン・シドランは管理人が大好きなアーチストなんです。特に彼が70年代に発表したアルバムはどれも素晴らしい内容なので、いずれ全作品を揃えなければ…と思ってました。
この作品は、トミー・リピューマが主催したブルー・サム・レーベルから発表したセカンドアルバムで、同レーベルからは結局本作を含めて3枚発表します。本作ではレーベル・メイトのフィル・アップチャーチがベース&パーカッションで参加してます。フィルってギタリストではなかったの?? と思ってしまいましたが、本作でのギタリストとしての参加は1曲のみ。実はここでの参加ミュージシャンとしての主役はドラマー。ジェームス・ブラウンのバンドにいたクライド・スタブルフィールド。そしてベンの盟友、スティーブ・ミラー・バンドで一緒だったギターのカーリー・クック。
本作が長らくAORジャズなんて呼ばれる所以はやはり①「Chances Are」に因るところが大きいと思われます。確かにこの曲、実に洗練されてます。AORなんて言葉はもちろん当時ある筈もなく、このテの楽曲をどうジャンル分けしていたか分かりませんが、実に心地いいサウンドですね。柔らかなオルガン、フルートとそれに導かれるニック・デカロがアレンジしたストリングス、実に贅沢な作りです。
後にクレモンティーヌとのデュエットでセルフカバーもしてますが、そちらのバージョンもお薦めです!
続く②「Lust」はベン・シドランらしいフュージョン・ライクなインスト・ナンバー。ちょっと怪しげな雰囲気を醸し出しているのはフィルのベースがファンキー乍らも淡々としているからでしょうか。タイトルからして怪しい(笑)。こんな曲がアルバム2曲目に収められているのもベンらしい。
私はあまり意識していなかったのですが、ライナーノーツには③「It Don't Pay To Worry Like That」はサザン・ソウル調とあります(ちなみにこのCD、1000円ながらもしっかりしたライナーノーツも付いてます)。確かに言われてみればそうですね。元々ベンはスティーブ・ミラーやボズ・スキャッグスとサザン・ソウルをやっていた訳ですからね。
ベンの弾くオルガンはしっかりAOR&ジャズっぽいのですが、ストリングスとか女性コーラスなんかはサザン・ソウルそのものです。
ベン・シドランというと小粋なジャズってイメージなんですが、それは⑤「When A Woman Say She Ready」にぴったり当てはまります。4ビートジャズなんですが、ベンのヴァイブと洒落たヴォーカルが粋なんですね。
それからこの楽曲の白眉はブルー・ミッチェルのトランペット。これがいいタイミングでソロを奏でてきます。そしてブルーのソロを中心にベン、カーリー、フィル、クライドと5人の演奏がヒートアップしていきます。約8分超の楽曲ですが、スゴイ演奏力に引き込まれますね。
ベン自身はこの曲について「この曲がお気に入りだと言う人も多く、中には、この曲のおかげで結婚に踏み切ったという連中もいた」といった類の話をしています。
(この曲こそ本作のハイライトなのにYouTubeにはアップされていないようですね)
⑨「Slippery Hip」はフィルのペンによるファンク・インスト。ここではベン、フィル、クライドの3人での演奏です。フィルがギターも弾いてます。ベンの強力なオルガンソロも堪能出来るカッコいいインストナンバーです。
クライド、及び他のメンバーとの最初の録音ナンバーが⑩「Back Down On State Street」だそうです。これまたシカゴ・ブルースを基調としたインストです。バックではメンバーの笑い声や掛け声も聞こえてきます。実に和やかで、楽しそうですね。ベンも「最高の気分だった」と語ってます。
本作は①「Chances Are」がちょっと異色なナンバーで、他は基本はシカゴ・ブルースやジャズを基本とした小粋なナンバーが中心です。セカンドアルバムながら、風格漂うベンのプレイに酔いしれます。
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