今回ご紹介するのはスティーヴン・スティルスの2枚目のソロアルバムです。モンキーズが大好きな私にとって、彼がモンキーズのオーディションを盟友ピーター・トークと共に受け、ピーターが受かり、スティーヴンは歯並びが悪いということで不合格・・・という事実だけでも、スティーヴンに好感を持ってしまいます(笑)。
その後の活動を見れば、結果的には彼はモンキーズなんかに在籍するより、ずっと素晴らしい人生を歩んでますけどね。
スティーヴンはその後、バッファロー・スプリングフィールドを結成。このバンドは短命に終わるのですが、リッチー・フューレイやニール・ヤングといった、後のウエストコーストロックを牽引するアーチストを輩出したバンドとして有名ですね。
そういえば彼らがモンタレーポップフェスティバルに出演した際に歌った「For What It's Worth」のMCはピーター・トークでした。その貴重な映像をアップしておきます。
ちょっと話が逸れてしまいました。その後スティーヴンは1969年にCS&Nを結成し、それがバッファロースプリングフィールド時代の盟友(ライバル?)であるニール・ヤングが加わったCSN&Yへと発展。1970年に名作「
Deja Vu」を発表します。
ただクリエイティブなスティーヴンとニールは「Deja Vu」発表後、すぐにソロアルバムの制作に取り掛かります。そして発表されたのがスティーヴンは「
Stephen Stills」。ニールは「
After The Gold Rush」。商業的ヒットという意味ではニールの作品に軍配が上がりますが、個人的にはスティーヴンの作品が好みです。
そしてスティーヴンは1971年に本作、1973年に「
Manassas 」を発表。そのどれもが佳作なんですよね。

このアルバムはファーストよりも、よりバンドらしくなったと云えるかもしれません。そこにメンフィス・ホーンズなんかも絡んで、結構ノリのいい曲が収録されてます。中心メンバーはドラムがダラス・テイラー、ベースがカルビン・サミュエルス、キーボードはポール・ハリス。ハイ、以上はこの後結成されるマナサスのメンバーですね。他にギターはニルス・ロフグレン、ゲストにエリック・クラプトン、リンゴ・スター、ジェリー・ガルシア等が参加してます。
まずは軽く、爽やかな①「Change Partners」でスタート。でもこの曲、出だしがワルツ、サビは4拍子とアレンジが凝ってます。ジェリー・ガルシアの弾くスティール・ギターがのどかで、騙されてしまいますが、結構練られている楽曲ですね。
油断していたら②「Nothin' to Do But Today」の強烈にリズミカルなイントロにビックリ!
スティーヴンにしては珍しくファンキー色の強いナンバーで、ダラス・テイラーの重たいドラミングがいい味出してます。圧倒的に迫力のあるコーラスも私のお気に入りです。ファンクグループのアイズレー・ブラザーズがカバーしてますが、やっぱりスティーヴンのバージョンの方がファンキーですね。
⑥「Open Secret」はウェイン・ジャクソンやアンドリュー・ラブを中心としたメンフィス・ホーンズがフューチャーされたソウルフルなナンバー。ただし中盤からは曲調が一転し、曲が疾走していきます。リズミカルなピアノがソロを奏で、その後、スピーディーなコンガが絡んでいきます。なんだか60年代後半に流行ったニューロックのようですね。
B面トップはこれまたスティーヴンの新境地でしょうか。かなりハードなナンバーの⑦「Relaxing Town」。このヴォーカルはスティーヴン自身でしょうか。相当声を意図的に潰しているように聞こえますね。ギター参加しているニルス・ロフグレンの影響でしょうか。彼はニール・ヤングとの競演の方が有名ですね。
⑨「Ecology Song」もメンフィス・ホーンズがフューチャーされてます。しかしこの曲は初期ドゥービー・ブラザーズを連想させますね。もちろんメンフィス・ホーンズはドゥービーのアルバムにも参加してますが、ここでは厚いコーラスもドゥービーっぽい。スティーヴンの歌い方もカッコいいし・・・。
ポップス好きの私にとっては⑪「Marianne」も気になる1曲。本作を語るときに、この曲に触れられる方はほとんどいらっしゃらないと思います。それくらい本作においてはあまりにも地味な存在。でもこのシャッフルブギーな楽曲が、なんだか好きです。
YouTubeにはシングルと思しき音源がアップされてましたが、この曲、シングルカットされていたんでしょうかね。
本作においては、やはり⑫「Bluebird Revisited」が一番重要な作品なのでしょうか。もちろんこれはバッファロー・スプリングフィールド時代の代表曲をリメイクしたものなのですが、リメイクといっても歌詞を加えて、アレンジもこの当時に相応しいものに変えられてます。ここでもメンフィス・ホーンズが加えられてますね。
イントロはやたらと静かで、ヴォーカルが入ってもスローな曲調にもどかしさを感じますが、ここでもグルーヴィーな展開が待ってます。実にノリがいいんですね。この曲に限らず、本作はリズム隊がいいので、心地よさを感じます。
本作でバンドサウンドの重要性に気づいたスティーヴンは、この後マナサス結成に至ります。
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