「I Can Hear Music」といえばビーチボーイズの名カバーが有名ですね。原曲はブライアン・ウィルソンが敬愛していたフィル・スペクター作。元々は1966年のロネッツのヒット曲なんですが、ビーチボーイズのアレンジがあまりにも素晴らしく、完全にオリジナルを凌駕してしまいました。
この「I Can Hear Music」は、ビーチボーイズの1969年発表の「20/20」に収録されているのですが、そのジャケットにはブライアンは居りません。当時、廃人同然となってしまっていたブライアン、もうスタジオ収録にもあまり参加出来なくなってしまいました。そんな状態の中、頑張っていたのがカール(ブライアンの実弟)です。そしてこの曲はカールがプロデュースしたものなんですね。
さて、今回気になったのは上の映像ではなく、1996年に発表された「Stars And Stripes Vol.1」からの1曲。CCMの世界では有名なKathy Troccoliがリード・ヴォーカルを務める「I Can Hear Music」です。私はKathyが何者なのか、全くわかりませんが、この当時は37歳。かなりパワフルでちょっとハスキーなヴォーカルが魅力的です(ちなみにKathy、1982年デビューのベテラン歌手です)。
「Stars And Stripes Vol.1」は元々はCMA(Country Music Association )の毎年恒例のFAN FAIR、ファン感謝祭みたいなもんですかね、の企画でやったら好評だったのでCDも作ろうとなったみたいです。マイクやアルはカントリー好きだしカールは当時ナッシュヴィルに住んでいたというのがFAN FAIR出演のきっかけかと思われます。
CDのブックレットにはライヴでの写真が載っていますが、I CAN HEAR MUSICの写真にはキャシーのバックでピアノを弾くカールの姿がしっかり写っており、ハーモニーのクレジットでしっかりとカールの名前が書かれていますので、たまたまPV撮影の時には欠席していたんじゃないかと。