今年も残すところあと3日。早いものですね。
自分自身、多忙な部署へ異動となって1年3ヶ月、ものを書くことが専業のようになってしまい、すっかり本ブログへの投稿も途絶えがちとなってしまいました。もともと文章を書くことに慣れるためにブログを始めたようなもので、そもそも文章を毎日書いていれば、こちらの方が疎かになってしまうのは自然の流れ・・・かもしれません。とはいえ、気長にマイペースで綴っていきますので。
ここ最近、70年代ソウルを愛聴しております。スライ&ザ・ファミリーストーン、テンプテーションズ、スピナーズ・・・。で、ふと思ったのですが、肝心のアースは本ブログではご紹介した記憶がないなあと。アース・ウィンド&ファイアー(EW&F)、70年代ソウル・ファンクを語る上では欠かせないグループですね。そして私は大のAOR好きですので、尚更EW&Fは欠かせません。
本作は1979年の作品ですが、ソウルとAORがクロスオーバーした名作。
モーリス・ホワイトを中心に1970年に結成されたファンクバンド。アフリカン・パーカッションとホーンを武器にジャズ・ファンク的な色彩が濃いバンドでしたが、徐々にメロディアスな楽曲がフューチャーされるようになり、1978年に発表されたシングル「September」は大ヒットを記録しました。
そしてその翌年に発表されたのが本作。このアルバムの特徴は、AORファンの間では知られた存在であったデヴィッド・フォスターが作曲に大きく関わっているという点。全9曲中、6曲に彼が関与しております。ですから本作はAORファンにも楽しめる内容となっております。これは逆に言えば、従来からのファンクなEW&Fが好きであったファンにとっては不評であったとも言えます。
ファンファーレの如く、高らかにホーンが歌う①「In the Stone」はEW&Fらしいファンキーでありながらも、ポップなチューン。リズムの切れ味がいいですね。ドラムのフレッド・ホワイトはもちろんモーリスの実弟ですが、あのダニー・ハザウェイの「Live」アルバムでドラムを叩いていたのは彼で、セッションミュージシャンとしても著名な存在。その彼のリズミカルなドラムが冴えてます。
続く②「Can't Let Go」はノリが「September」そっくり。スタジオ音源では感じられませんでしたが、アップしたライブ映像では強烈なグルーヴが感じられます。特にドラムとパーカッションだけになる間奏では凄まじい疾走感が感じられます。
言わずと知れた超名曲の③「After the Love Has Gone」。フォスター、ジェイ・グレイドン、ビル・チャンプリンの共作。そしてEW&Fが作曲に関わっていない曲でもあり、また曲調はファンキーな要素は全く感じられないバラードでもあったことから、従来からのファンは失望したのではないでしょうか。でも逆に新しいファンを獲得していったことも事実です。AORの楽曲としては最高の出来栄えですからね。
そして⑤「Boogie Wonderland」。③と⑤がシングルカットされ、ヒットしたのですが、両曲ともメンバーの楽曲ではないんですよね。その辺はモーリスは割り切っていたのでしょうかね。「Boogie Wonderland」はモーリスがプロデュースしたエモーションズの3人がヴォーカルで参加してます。しかしここまでディスコサウンドに迎合するとは、誰が想像したでしょう。往年の黒いアースを知っている人達からしたら、複雑な思いだったでしょう。ただ楽曲は純粋に楽しめます。
本作はどちらかというとA面に華やかな楽曲が多いだけに、⑤から始まるB面は⑤でお終い・・・と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。でも個人的には⑥「Star」からがこのアルバムの魅力ではないか、と思ってます。
イントロは静かに始まる⑥「Star」はアル・マッケイの軽快なカッティングギターと、ハイトーンなフィリップ・ベイリーのヴォーカルが印象的なポップチューン。AOR寄りなファンクチューンとも言え、私のお気に入りの1曲でもあります。
⑦「Wait」からの3曲はフォスターが絡んでいるだけあって、AORフレイヴァーが感じられます。「Wait」は3連系ロッカバラード風の楽曲。今まであまりEW&Fが手掛けてこなかったような楽曲かも。軽快なホーンはやっぱりジェリー・ヘイのアレンジによるもの。
そして⑧「Rock That!」は強力なインストナンバー。イントロのホーンはよくBGMで使われています。エンディングの⑨「You And I」なんかは完全にAORソングですね。私は大好きです。
本作のプロデュースはモーリスとアル。デヴィッド・フォスターはそこまでは関与してません。EW&Fにとって、デヴィッドの存在は大きかったと思われますが、逆にデヴィッドにとってもEW&Fの影響は大きかったのではないでしょうか。そして本作はソウル、ファンクとAORの架け橋となった貴重なアルバムです。今聴いても、全く色褪せてないですね。素晴らしい・・・。
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