ホール&オーツの作品の中でも人気が低く、問題作としてファンの間では認知されている「Beauty On A Back Street」。というかホール&オーツ自身がこの作品については酷評しております。
RCA移籍後の前2作「Daryl Hall John Oates」「Bigger Than Both Of Us」のプロデューサーであったクリストファー・ボンドは、これらアルバムのヒットに気をよくしたせいか、自分の考えるホール&オール像を押し付けてくるようになったそうです。そうした中で制作されたのが本作。ホール&オールも当時の不満を歌詞にそのままぶつけてしまってます。後で振り返って歌詞を見返すと、当時を思い出してしまうんでしょうね。
ただ②「Why Do Lovers Break Each Other's Heart?」はノスタルジックな3連バラード系で、ちょっと心が和みます。コーラスもドぅーワップ調で愛らしいですね。唯一ギターだけが浮いているのが難点。クリストファー・ボンドが弾いているのでしょうか。 それからこの曲、ひょっとしたらヒューイ・ルイス&ザ・ニューズの「If This Is It」の元ネタかもしれません。曲の構成がそっくりなんですよね。 ちなみにこの曲は本作唯一のシングルヒット曲で、全米73位を記録するに留まってます。
③「You Must Be Good For Something」あたりが、ホール&オーツらしい曲かもしれません。ちょっとロック色が強いですが、適度にポップだし、捻ったアレンジもあったりして。もうちょっとフォスターっぽくアレンジすれば80年代に発表しても通じる楽曲かもしれません。