明日からいよいよゴールデンウィークに突入ですね。私はこれから夜行バスで帰省致します。
私が愛用しているバスは、新幹線のグリーンシート並みの広さと3列シートという快適なもの。かつ4500円という安さ。恐らく連休前で、かつこの広さのバスで、ここまで安いバス会社はないと思います。
さて、今週は素晴らしいアルバムに出会いました。それは今更ですが2010年発表のノラ・ジョーンズの「...Featuring」というアルバムです。ノラのアルバムは過去に
「Feels Like Home」(2004) をご紹介してますが、このアルバムはノラ自身が選曲した自身のコラボレーション・アルバムで、デビュー前の2001年から2010年までの様々なアーチストとのコラボ、そして様々な音楽が楽しめます。
ジャケットもキュートで素晴らしいし、珍しく邦題(「ノラ・ジョーンズの自由時間」)もイイ!
1曲目からエルビス・プレスリーのディープなカバーですが、私は②「
Virginia Moon 」で、このアルバムは素晴らしい!と思ってしまいました。
https://www.youtube.com/watch?v=fGSzPwUXees 共演はなんとフォー・ファイターズ。かなりロック調かと思いきや、これがお洒落なボサノバタッチのスィートな1曲。これがあのフォー・ファイターズ?
間奏のアコギソロもいいですね~。
ウィリー・ネルソンとのコラボもあります。それが④「Baby It's Cold Outside 」。これがまた4ビートジャズっぽくってgood!
https://www.youtube.com/watch?v=0DDaG6ayJPg 1944年にFrank Loesserが作った曲で、もともとはクリスマスソングを意図したものではなかったのですが、近年はクリスマスシーズンによく聴かれる歌のようです。
2人の対話形式のデュエット、実にいいですね~。いろいろな方々がデュエットしておりますが、ここでのウィリーのヴォーカルも生き生きしてますよ。
そして意表を衝くヒップホップ系のラッパーのQティップとのコラボの⑨「
Life Is Better 」。
ノラの新境地といったところでしょうか。でもクールな響きの曲調も、なんだかノラのヴォーカルに合ってます。 この曲と⑩「Soon The New Day」のタリブ・クウェリとのコラボはなかなかユニークでいいです。 ベル・アンド・セバスチャンとのコラボ、⑪「Little Lou, Ugly Jack, Prophet John」もなかなか魅力的なナンバー。ベル・アンド・セバスチャンの音楽は、正直、私は聴いたことがないのですが、これはミドルテンポのしっとりしたナンバーで、結構聞かせてくれます。 スチュアート・マードックとのデュエットがいいですね。 私の大好きなナンバーの⑮「Creepin' In 」。この曲だけは知ってました。ドリー・パートンとのデュエットで、軽快なカントリーナンバーですね。 アップした映像はライヴ映像なんで、ちょっと音が悪いですが、とにかくドリーの強烈な個性がプンプン漂う映像ですね(笑)。このステージはノラが主役で、ドリーがゲストの筈ですが、なんだか立場が逆転してしまってます。 ドリーは今年66歳。この映像のときはおいくつでしょう・・・。圧倒されます^^。VIDEO ⑯「Court & Spark 」はジョニ・ミッチェルのナンバーですが、完全なジャズですね。
こちらはなんとハービー・ハンコックとのコラボ。そしてソプラノ・サックスはウェイン・ショーター、ベースはデイヴ・ホーランド。 いや~、すごい面子です。 そして、な、なんとロキシー・ミュージックのカバーです。⑰「More Than This 」。
確かこの曲、ロキシーのヴァージョンが最近CMで使われたような気が・・・。でも完全にノラの世界ですね。 デビュー前のノラ、ですから主役は8弦ギター奏者のチャーリー・ハンター。チャーリーのアルバムにノラが参加した形となってます。 実はノラ・ジョーンズ、日本先行発売でニューアルバム「・・・Little Broken Hearts」を発表したばかりなんですよね。なのに私は今頃、2年前に発表されたアルバムに感動しております(笑)。 オムニバスだから当り前ですが、今まで以上にバラエティに富んでいるので、いろいろなノラが楽しめて、なかなかいいアルバムですよ。