この1週間はゴルフに3回出動してきましたが、アップダウンの激しいスコアに一喜一憂(苦笑)。やはりゴルフは奥が深いものです・・・。
今日の名古屋は朝から細かな雨が降っております。降ったり止んだりといったところでしょうか。少なくとも日中は音楽三昧、読書三昧といきたいものです。
さて、最近AORを聴いていなかったので、久しぶりにボビー・コールドウェルを聴いてます。彼のアルバムは既に
「Bobby Caldwell」 (1978)と
「Heart of Mine」(1989)の名盤2枚をご紹介済ですが、今回は地味な彼の3枚目のアルバム「Carry On」をご紹介しておきます。
ジャケットは相変わらずAORしてますね。切り絵っぽい、いいジャケットです。
ボビー・コールドウェルというとマルチ・プレイヤーで有名で、実際殆どの楽器を自身でこなしてアルバムを制作しているといったイメージが強かったのですが、このアルバムではTOTOのメンバー(スティーヴ・ルカサー、スティーヴ・ポーカロ、デヴィッド・ペイチ、ジェフ・ポーカロ)の他、ジョージ・チョコレート・ペリー、タワー・オブ・パワー、ジェリー・ヘイ等々が参加しております。
恥ずかしながら、ボビーとTOTOが一緒にプレイしていたとは知りませんでした。
このアルバムの代表曲といえば⑥「
Jamaica」。ライナーノーツによるとこの曲、ジョン・レノンの死にインスパイアされて作った曲だそうです。曲調からはそういった印象は全く受けないのですが・・・。
ボビーの楽曲がCMで使われ、リバイバルブームが起きた1990年。確か来日した際のライヴ映像がTV放送されたと思いますが、そのなかの1曲「Jamaica」での女性パーカッションのプレイが印象的でした。その時の映像がYouTubeにアップされていたので、ご紹介しておきます。
最高の演奏、最高の楽曲・・・、Jamaicaに滞在している気分にさせてくれます。
再びライナーノーツに言及しますと、発表当時に書かれたものですが、このアルバムが「スティーリーダンっぽく聞こえてしかたない」とあります。特に②「
Sunny Hills」はそのような楽曲と紹介されてます。
https://www.youtube.com/watch?v=iXt2bD-xi8Iそのように聞こえるかどうかはともかく、本作中、もっとも落着いたAOR系サウンドかもしれません。私もお気に入りの1曲です。口笛のようなシンセ音が印象的ですね。
この楽曲はボビーの故郷、マイアミに住む老人を歌ったものだそうです。
ボビーはもちろん白人ですが、デビュー当時は露出も少なく、そのヴォーカルがあまりにもソウルフルなんで、黒人なんではなにかと思われていたようです。
どこかスティーヴィー・ワンダーに似ているヴォーカルは私も大好きです。本作でも④「
Words」なんかはヴォーカルがスティービー・ワンダーそっくり。一番アーバンソウルな香りがしますね。
途中のTOPのホーンもいいし、80年代AORの香りが漂います。