本作はサブタイトル「A Remembrance of Richard Tee」の通り、リチャード・ティーを追悼する目的で制作されたアルバムで、クリス・パーカーの呼びかけにメンバーが賛同、13年振りのオリジナルアルバム発表となったもの。リチャード・ティーの代わりにはジェイムス・アレン・スミスが参加しております。
全12曲、旧作は7曲。新作はどうかというと、コレがまたイイ。 冒頭アルバムタイトルトラックの①「Made In America」。新メンバーのジェイムス・アレン・スミスのオリジナルですが、往年のスタッフ・サウンドに大満足です。しかもメロディは適度にほろ苦さもあり、かつスタッフ特有のうねりを感じさせるグルーヴ感もあり、「う~ん、やっぱりツインドラムはいいなあ」と思わせる内容です。 エリック・ゲイルのギターソロもご機嫌です。 山並みを見ながら、この曲をずっと聴いてました^^。
名盤のファーストアルバム「Stuff」からはなんと5曲も新録音で収録されてます。 リチャードの②「My Sweetness」と③「Do You Want Some Of This」、④「Reflections Of Divine Love」、⑨「How Long Will It Last」、⑩「Foots」・・・。素晴らしい楽曲ばかりですね。 この新録音のアルバムの音源はYouTubeにはアップされていないようなので、当時のライヴから全員の共作ということで「Foots」を。 1976年当時のライヴですが、のっそりした曲なのに凄まじいグルーヴ感です。ドラムのクリス・パーカーは居りませんね。