熱心なビーチボーイズファンの私でも、このアルバムは素通りしてました。このアルバム、なんとオフで250円で放置状態されてました。いくらなんでもビーチボーイズのオリジナルアルバムがそんな価格で評価されるなんて・・・、といっても500円だったら買うかと言われれば、迷うところ(笑)。
ここからのビッグヒット曲の「Getcha Back」はリアルタイムで聴いていたのですが、アルバム自体は全く初めて聴きました。いくつか驚いたこともあったので、早速レビュー致します。
ビーチボーイズで唯一のサーファーだったデニス・ウィルソンが皮肉も水死してしまったのが1983年。そして再びビーチボーイズは一致団結を図り、このアルバムを仕上げたのです。
ただしブライアン・ウィルソンはまだセラピストのユージン・ランディに頼る生活をしており、相変わらずブライアンの作品にはユージンの名前が共作者としてクレジットされてます。それでも「Getcha Back」のイントロのファルセット・ヴォイスを駆使したコーラスを聴いた多くのファンは涙したことでしょう。
ちなみにプロデュースはスティーヴ・レヴィン。当時カルチャークラブで名を上げた新進気鋭のプロデューサーです。80年代サウンドの時代に乗ろうとしたビーチボーイズ・・・、涙ぐましいです。
何と言っても5年振りのオリジナル・アルバム。そしてビーチボーイズ節顕在の①「
Getcha Back 」。この曲はマイク・ラヴとテリー・メルチャーの共作ですが、一説にはブルース・スプリングスティーンの「ハングリー・ハート」からインスパイアされた作った曲とも云われてます(確かに似てます)。
やっぱりビーチボーイズのコーラスはスゴイ。一説には当時スティーヴは5人それぞれにマイクを立てて収録しようとしたところ、ビーチボーイズはそれを断り、1本のマイクで収録したとの逸話も残されてます。
このアルバムでの最初の驚きは、何とあのゲイリー・ムーアが2曲、参加していること。これはプロデューサーのスティーヴがゲイリーをプロデュースしていたことからだと思われますが、それにしても意表を付く人選です。④「Maybe I Don't Know 」がその意外な1曲ですが、作者はカール。
カールはこの5年の間に2枚のソロアルバムを発表しており、この楽曲はそういったカールのソロアルバムに収録されるべきものだったのかもしれません。とにかくゲイリーのギターが浮きまくってます(笑)。 昔からのファンには嬉しい⑥「California Calling 」は完全に「サーフィンUSA」を連想させる作り。アルとブライアンの共作。
何か問題かって、この作品の作者、なんとボーイ・ジョージとロイ・ヘイなんです。エイティーズ・ファンなら御馴染みですね、カルチャー・クラブのメンバーです。これもスティーヴ繋がりですが、ボーイ・ジョージの売名行為なのか、ビーチボーイズがカルチャークラブにあやかったのか・・・。全くもって理解不能です。 一体ビーチボーイズはどこへ行こうとしているのか、冷静な判断が出来ない状況であったのでしょうか。 ちなみに楽曲は・・・、凡庸なポップスですね。カールが歌ってますが。 最後の驚きは⑩「I Do Love You 」の作者、スティーヴィー・ワンダーです。
カールはR&Bが好きだったようなので、このスティーヴィーからのプレゼントは狂喜乱舞したことでしょう。 もうイントロのハーモニカからスティーヴィーの世界が拡がります。作品自体は素晴らしいものですし、やっぱりカールは歌が上手い。 洗練されたポップスとでも言いましょうか・・・、でもやっぱりスティーヴィー・ワンダーの曲ですね。ビーチボーイズがやる必然性はあったのでしょうか。 このアルバム、実質的にはビーチボーイズ最後のオリジナルアルバムとなってしまいました。その最後の楽曲が⑪「It's Just Matter Of Time 」(CDには⑫「Male Ego」が収録されてますが、これは当時はシングルB面だった曲で、ボートラ)。ブライアンの楽曲で、リードヴォーカルはブライアンとマイク。ノスタルジックな3連系のロッカバラードです。ビーチボーイズらしい1曲で、結構好きですね。
(そしてその後、2012年、ブライアン・ウィルソンがいるビーチボーイズとして、全曲新曲のアルバムを発表しますが…)
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