6日は秋晴れの素晴らしい天気でしたね。私は芝刈りへ行って来ました。スコアはまずまずでしたが、生まれて初めてバーディーを記録しました!
今年はまだあと1,2回ウランドする機会がありますが、来年こそは100を切っていきたいと思ってます。
さて、今回はジミ~なアルバムをご紹介。といっても一部の方々にとっては馴染みの深いアーチスト、ポール・ウィリアムスのセカンドアルバムです。
彼のファーストアルバム
「Someday Man」(1970)は既に当ブログでご紹介済ですが、そのアルバム、私の大好きなジョー・オズボーン、ハル・ブレイン、ラリー・ネクテル等、ダンヒル・リズム・セクションの演奏が素晴らしく、かつ全曲ロジャー・ニコルス&ポール・ウィリアムス作という夢のような素晴らしいアルバムでした。
そしてその後ポールはカーペンターズでも有名なA&Mへ移籍。そこからの最初のアルバムが本作です。
バックを務めるのはリー・スクラー、ラス・カンケル、クレイグ・ターギーのジェームス・テイラーを支えたザ・セクションの面子と、デヴィッド・スピノザ、トム・スコット等。
バックの面子でもお分かりの通り、ファーストとはちょっと違う、実にフォーキーな味わい深いアルバムなんです。
アルバムトップはポール・ウィリアムス唯一のヒットシングル①「
Waking Up Alone」。
ビルボードで最高60位を記録。ピアノをバックに静かに始まります。ザ・セクションの非常に堅実なリズム隊、そしてエンディング近くで流れる恐らくトム・スコットのサックス・・・。実に味わい深いです。
ニコルス&ウィリアムス作②「I Never Had It So Good」。これはバーブラ・ストライザンド、クリス・クリストファーソン、ジャック・ジョーンズ等多くのアーチストにカバーされている名曲です。邦題「こんな恋って始めて」。結構素敵な詞とフォーキーなメロディに多くの方々が共感されているのでしょうね。
カーペンターズであまりにも有名な超名曲③「We've Only Just Begun」。やっぱりここにもしっかり収録されてます。ここではピアノとギターのみのしっとりしたヴァージョン。
アルバムタイトルトラックであり、スリードッグナイトがカバーし、大ヒットを記録した⑥「
An Old Fashioned Love Song」。ボードヴィル調のコミカルなアレンジを施しており、なかなか「古めかしい恋の歌」って感じがよく表れてます。
あ~、これも名曲です。⑦「
Let Me Be the One」、カーペンターズのカバーで有名ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=swZaTHv-xiEこのアルバム、唯一の他人の楽曲が⑧「Simple Man」。しかも作者はあのグラハム・ナッシュ。
♪ I am simple man
And I sing a simple song ♪
恐らくこの歌詞にポール自身が共感したのでしょう。でもポール、実際は俳優もこなす器用な人(もともとは歌よりも俳優デビューが先)。ただ歌うだけのシンプルな人ではないと思うのですが(笑)。
⑩「My Love and I」はアップテンポでちょっとソウルフレイバーも感じられる楽曲でクレイグのピアノがリズミカルでいい感じです。ここでもエンディングではトム・スコットのブロウするサックスがいいですね。
これはポール単独作。
ジェームス・テイラーが好みの方はこのアルバム、オススメです。またカーペンターズのようなポップスがお好きな方にも・・・。全体的にはジミな印象なんですが、非常に味わい深い珠玉の11曲が収録されてます。