さてCCR解散後、ジョンは1973年にThe Blue Ridge Rangers名義でソロアルバムを発表します。そのアルバムの中身はカントリーのカバー集で、CCRを期待すると肩透かしを食らうかもしれません(ちなみに昨年ジョンはThe Blue Ridge Rangers Againという作品を発表してます)。 そういった意味では自らの名前を冠した本作こそが、ジョンの初ソロ作といえるかもしれません。
1曲目からジョンのソロの幕開けに相応しい楽曲、またタイトルが①「Rockin' All Over The World」というからいいじゃあないですか。歌詞も極めてシンプルなのです。
CCRというバンドは偉大でした。でもその最後はあっけなく、またCCRは所属レーベルと契約期間が残ったまま解散してしまいました。その影響でThe Blue Ridge Rangersという変名で、しかも全作品カバーという形でソロ作を発表。本作を発表するに至るも、所属レーベルとの関係はこじれ、ジョンは1987年までライヴではCCRの楽曲を演奏しなかったと云います(ちなみに本作は別レーベル、アサイラムから発表)。余程版権を持つレーベルに怒りを感じていたのでしょうね。 ちなみに1985年、ジョンの復活作「Centerfield」の1曲目、「The Old Man Down The Road」がCCRのある曲に似ているということで、なんとCCRの憎きレーベルにジョンが訴えられてしまいます。よりによってその楽曲、ジョンの作品なのに・・・。ジョンの作品がジョンの作品を訴える??? なんてことになってしまいました。そして2004年、この憎きレーベルが買収されたことで、ようやくジョンは思い切った活動が出来るようになるのでした・・・。契約社会アメリカの怖さがよく現れてますね。