リンゴ・スターのドラムに満足出来なかったジョージ・マーティン。結局デビューシングル「Love me Do」はセッション・ドラマーのアラン・ホワイトが叩くことになるのですが、そのリンゴも他の曲では結構頑張ってます。 このデビューアルバム、全14曲。オリジナルが8曲、カバーが6曲。そのオリジナル楽曲も荒々しい部分は多々あるものの、魅力的なナンバーが詰まってます。またカバーも原曲を凌駕するような素晴らしい内容ですね。
しかしそれにしても①「I Saw Her Standing There」が1曲目だったんですね。すっかり忘れてました(苦笑)。てっきり「Please Please Me」あたりかと思ってました。 個人的にはこのとびっきりロックンロールしているポールのナンバーに、未だに参ってしまいます。この躍動感、とても魅力的です。 エイティーズ世代には、アイドルっぽかったティファニーのカバーが印象的。
アルバムタイトル曲の⑦「Please Please Me」。このハモリが堪りません。当初プロデューサーのジョージ・マーティンはセカンド・シングルに「How Do You Do It」を用意したものの、ビートルズが頑なに拒否し、ジョンが「Please Please Me」を書き上げたらしいです。 その「How Do You Do It」はジェリー&ザ・ペイスメイカーズがデビュー曲として採り上げ、見事に全英No.1を記録します。もちろん「Please Please Me」の方が数段いい曲ですが、こっちも結構キャッチーでいいと思うのですが。
ビートルズの記念すべきデビューシングルが⑧「Love Me Do」。でもこの曲がこのアルバムのなかで、飛び切りいい曲かというと、そうでもないと思うのですが・・・。敢えてこの曲をデビューシングルにしたジョージ・マーティンの意図はどこにあったのでしょうか。
本作中、レノン=マッカートニーのオリジナル作品で一番好きな楽曲が⑪「Do You Want To Know A Secret」。この楽曲、ビリー・J・クレイマー&ダコタスにも提供されてます。メロディアスなところが気に入ってます。ヴォーカルはジョージ。
このアルバム、エンディングはカバーソングの⑭「Twist and Shout」。カバーソングなのに、その強烈なジョンのヴォーカルがかっこよく、完全にオリジナル化していますね。 ここではビートルズでなく、ザ・フーの映像をアップしておきます。なんとヴォーカルはベースのジョン・エントウィッスル。しかもかなり熱唱していますし、上手い!
☆rollingwestさん、レス有難うございます。
紛らわしいですね。それにしてもアラン(ビートルズに参加した方)はあと「PS.I Love You」でも叩いていて、ある意味貴重な存在なのですが、なぜ彼のその後のキャリアが注目されていないのでしょうか?
ジョージ・マーティンが関わった60年代リバプール系バンドのドラムでも叩いていたのかな~。