当ブログを閲覧頂いている方々でマイケル・ブーブレをご存知の方は、意外と少ないと思われます。一般的にはジャズ歌手のカテゴリーに入るのでしょうか? ただ過去発表されたアルバムは、プロデューサーがデヴィッド・フォスターということで、AORファンには御馴染みかもしれません。
私は以前、彼の「Everything」という楽曲を聴いて、すっかり虜になってしまいました。初めこの声を聴き、てっきりジョン・メイヤーかと思ってしまいました。曲調も似ていますし・・・。その楽曲をアップしておきます。
今年34歳。なかなかのイケメンです。マイケルは2003年にデビューして以来、アルバムを3枚発表しており、この10月に待望の4枚目のアルバムが発表されたばかりです。
このニューアルバム、収録曲は以下の通り(公式サイトから抜粋)。
( )内は、オリジナル・アーティストもしくはカヴァーが有名なアーティスト
Cry Me A River(ジュリー・ロンドン)
All Of Me(スタンダード)
Georgia On My Mind(レイ・チャールズ)
Crazy Love(ヴァン・モリソン)
Haven't Met You Yet*(オリジナル)
All I Do Is Dream Of You(ディーン・マーティン)
Hold On*(オリジナル)
Heartache Tonight(イーグルス)
You're Nobody Till Somebody Loves You(ボビー・ダーリン)
Baby (You've Got What It Takes)(ダイナ・ワシントン・アンド・ブルック・ベントン)
At This Moment(ビリー・ヴェラ・アンド・ザ・ビーターズ)
Stardust(ナット・キング・コール)
Whatever It Takes(ロン・セクスミス)
オリジナルは2曲、あとはスタンダードナンバーを中心としたカバーです。
①「Cry Me A River」のスパイ映画のようなイントロには驚いてしまいましたが、基本はジャズスタンダード的な楽曲。この流れは②「All of Me」、③「Georgia on My Mind」と続きます。
ところがヴァン・モリソンの1970年の楽曲、④「Crazy Love」で、今までのジャージー感覚は薄れ、ちょっといぶし銀的なスワンプの香り漂う味わいに仕上がってます。マイケルのちょっとハスキーなヴォーカルが、本来この曲が持っているアーシーな感覚とマッチしてますね。
そして素敵なオリジナルナンバーの⑤「Haven't Met You Yet」。これ好みですね。この楽曲がファーストシングルであり、マイケルとアラン・チャン、エイミー・フォスター(デヴィッド・フォスターの娘)の共作です。
思いっきりポップな楽曲で、マイケルの非凡な才能を感じさせます。
オリジナルはもう1曲収録されてます。それが⑦「Hold On」。典型的なバラードですが、これまた素敵なメロディです。⑤と同じメンバーによる作品ですが、これもまたシングルカットされるんでしょうね。
他のカバーソングと比べると、ちょっと異色のカバーが⑧「Heartache Tonight」。ご存知イーグルスのカバーです。原曲はオーソドックスなヘビーロックなんですが、マイケルは軽やかなビッグバンド風にアレンジしております。こんなアレンジも「アリ」ですね。
ソウルフルなナンバーの⑩「Baby (You've Got What It Takes)」におけるマイケルのヴォーカル、とてもスティーヴィー・ワンダーに似てますね。実はソウルフルなヴォーカルにも感じさせるマイケルのヴォーカル、とても魅力的です。
ナット・キング・コールで有名な⑫「Stardust」は完全なジャズスタンダードなカバーですが、アカペラグループのNaturally7との共演が非常に味わい深いです。
このアルバム、既に全世界で2200万枚売れているそうです。こうしたジャズ的なアルバムは、リンダ・ロンシュタットやロッド・スチュアート等、大物アーチストが発表していますが、マイケルのように最初からジャズ的アプローチをして、大ヒットを記録したアーチストは少ないかもしれません。
決して派手なアルバムではないのですが、味わい深いアルバムです。こうしたアルバムが認められたということは、非常に喜ばしいことですね。
by 240_8
| 2009-11-14 00:04
| 2009
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