こうしたプロデューサーがアーチストを集めてクリスマスアルバムを制作するスタイルは、フィル・スペクターが1963年に発表した「A Christmas Gift to You From Phil Spector」がその先駆けでしょうね。このアルバム、フィル・スペクターの武器である「ウォール・オブ・サウンド」を駆使した素晴らしいポップスアルバムとなってます。デヴィッドも間違いなくコレを聴いていた筈で、本作制作時には、このアルバムが下敷きになっていたと思われます(ホントかな??笑)。
このアルバムで私が一番好きな楽曲は⑧「I'll Be Home for Christmas」です。ピーボ・ブライソン&ロバータ・フラックといった豪華デュエット。もちろん有名なスタンダードナンバーですが、ここでの聴きどころはなんといってもAOR風アレンジが施されているところ。 ホーンアレンジは名曲「After The Love Is Gone」を彷彿させます。切れのあるドラム&ベースもAOR的。本当はデヴィッドのクリスマスアルバムは、ゴージャスなオーケストラアレンジではなく、こうしたAORアレンジモノを期待していたのですが・・・。
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Rooster Cogburn
at 2020-07-09 21:29
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これ、セリーヌ・ディオン目的で買いました。丁度、セリーヌの3作目(The Color of My Love)が、少し前に発売されていて、その出来が良くて気になったのが理由です。でも、この作品で一番好きなのはジョニー・マティスの歌った「It's the most wonderful time of the year」です。クリスマスは欧米人にとってほんとに特別な日なんだろうなと思える楽しい歌。クリスマスソングなら、こういう明るいメロディで楽しめる歌が私は好きです。何年か前の年末(クリスマスの時期)、CMソングに使われてたこともありますね。
☆Rooster Cogburnさん、コメント有難うございます。
クリスマス・ソング…。ハートウォーミングな楽曲が多いのは、その日が欧米人にとっては特別な日だからなんでしょうね。私も好きです。
「It's The Most Wonderful Time Of The Year」もそういった曲ですね。竹内まりやもそういった曲を歌わせたら日本一かも。彼女が歌う「すてきなホリディ」とか「The Christmas Song」とか…、堪らなく大好きです。