このシーズンに聴きたくなるビージーズ永遠の名曲このシーズンにクリスマスソングを紹介するのも気が引けるので、クリスマスソングではないのですが、ハートウォーミングな名曲を1曲ご紹介します。
1977年12月24日より3週間全米No.1 を記録。当時もクリスマスシーズンにヒットしていたのですね。私の大好きなビージーズの「愛はきらめきの中に」。
本当にいい曲です。もうこの曲を愛聴して20年以上経ちますが、いつ聴いてもいいですね。
イントロのフェンダーローズの甘い調べにビージーズの優しいコーラス。この出だしを聴いただけでとろけそうです。深閑の夜、フェンダーローズの奏でるサウンドと、ビージーズの華麗なコーラスに酔いしれるなんて、とても贅沢ですね~。
ビージーズがAOR的なアプローチをした甘いバラード。ポップスの金字塔的なバラードだと思ってます。
ビージーズは今更何の説明も不要でしょう。ギブ三兄弟のグループ(もともとは5人組でしたが)で、1960年代前半から活躍していた息の長いグループです。
1970年にはあの名作「小さな恋のメロディ」の主題歌になった「メロディ・フェア」が大ヒットします。
これは日本でも大ヒットしたので、ご記憶のある方も多いでしょうね。個人的にはビージーズ初期の作品のなかでも大好きな1曲です。
しかしビージーズはこの甘いコーラス&バラード路線の深みにはまったのでしょう。折からのグラムロック、ハードロックブームの煽りを受けて、人気は下降線を辿っていきました。
通常ですとここでグループは解散の道を辿るのですが、そこは兄弟。自らの音楽性を見つめ直し、1975年に名曲「ジャイブ・トーキング」を発表します。この曲、「メロディ・フェア」風ビージーズとは全く懸け離れた、ファンキーなダンスミュージック。リズムを強調したアレンジで、これも私の大好きな1曲。これが見事に全米No.1 を記録!!ディスコブームの先駆けとなったのです。
そして1977年、映画「サタディ・ナイト・フィーバー」のサントラをビージーズが手掛け、ビージーズは大スターの仲間入りを果たします。「愛はきらめきの中に」はこうしたディスコブームの最中に発表されたバラードで、初期ビージーズの甘いメロディラインをAORに仕立てた、素晴らしい曲なのです。
そして2003年1月、メンバーのモーリス・ギブが亡くなりました。ビージーズ3兄弟には、実はもう一人、アンディという弟が居て、やはり70年代後半、ソロアーチストとして一世を風靡しました。甘いマスクのアンディでしたが、やはり80年代に亡くなっております。
ビージーズのあるコンサートのワンシーン。故アンディ・ギブのビデオをバックに、兄ビージーズ3兄弟が一緒に歌うというシーンがありました。今、アンディとモーリスは天国でデュエットしていることでしょう。
↑この映像をYouTubeで捜したところ、ありました!「
Our Love」という曲でおそらくアンディの曲と思われます。途中よりアンディがフィルムにアップされ、彼がリードを取り、3兄弟がコーラスを付けるという感動的な演出です。泣けますね・・・。