ティン・パン・アレー&山下達郎Grの演奏が熱い吉田美奈子の名盤!普段はパトロール領域ではない、某家電量販店のCDコーナーにたまたま立ち寄る。いつものように新譜をチェック。一通り見終えると、レジ前に怪しげなカゴが。
300円・500円均一とある。恐らく正規品外の洋楽CDだろうと思い見てみると、なんと70年代の邦楽、クラッシック等ではないか!!
今回は手持資金の関係で2枚だけ救出。来週も再チェック予定だが、たまにはこうした場所もパトロールすべきであると痛感。ちなみに他にセンチメンタル・シティ・ロマンス、ゴダイゴ、荒井由実(!)、ジャックス、ブルース・クリエイション等が放置されていた。
さて本作品、吉田美奈子嬢は山下達郎ファンとしては以前から気になっていたアーチスト。山下達郎と多くの曲を共作している作詞家であり、本作品はティン・パン・アレー(細野晴臣、松任谷正隆、鈴木茂、林立夫)や山下達郎、ポンタ村上、大滝詠一等が参加している名盤として有名。
なぜ今まで聞いたことがなかったのか不思議なくらい、心が躍った素晴らしい作品。
ジャパニーズAOR、ファンク、フュージョン、万華鏡のようにバラエティに富んだ楽曲が並ぶが、どれも演奏のクオリティが高い!もちろん全て一流のミュージシャン。そして吉田美奈子のボーカルが負けてない。
①「愛は彼方」から演奏メンバーはゴージャス。ティン・パンのメンバーに大貫妙子のバック・ボーカル。エンディング近くの鈴木茂のジェット機のようなギター音(例えが変かな?)が絶妙。
③「朝は君に」。イントロの佐藤博のKeyはチック・コリアを思わせる。この演奏はフュージョンしていて気持ちいいですね。
④「ケッペキにいさん」。いや~。ポンタ村上(Ds)、松任谷正隆(ムーグ)、矢野顕子(P)、めちゃめちゃファンキー!!!
⑥「夢で逢えたら」は大滝詠一の名曲。大滝詠一アレンジで、思いっきりフィル・スペクターのウォール・オブ・サウンドに挑戦してます。
⑨「ラスト・ステップ」、⑩「永遠に」は山下達郎で有名。
いやいや、ホント名盤ですね。この当時のメンバー達は本当に楽しそうに音楽演ってますね。この時の人脈が、今の邦楽史を支えてるんですよね。