元フリッパーズ・ギターの小山田圭吾、ソロ第1作目
フリッパーズ・ギターが大好きで、特に彼等の2ndはよく聞きました。確か「恋とマシンガン」は当時のTBSドラマ「予備校ブギ」(緒形直人,織田裕二,的場浩司等出演)の主題歌で大ヒットしましたし、最近もCMに使われてました。個人的にはその次の曲である「カメラ!カメラ!カメラ!」が大好きで、その現代版ソフトロックの色合いを「小沢健二」に求め、ちょっと違うなあと思いつつ、小沢健二にもはまってました。
あれから10年近く過ぎ、突然コーネリアスにぶつかってしまいました。もちろんフリッパーズ・ギター=小山田圭吾+小沢健二は理解してましたが、なぜか本作は聞きそびれておりました。そのようななかで、最近本作品が格安CDコーナーに放置されているのを発見。恥かしながら、コーネリアス初体験した次第。
このサウンドはまさにフリッパーズギターの「カメラ・トーク」の色合いですね。相変わらずボーカルは頼りないですが、楽曲は一級品ばかりでアレンジも洒落てます。60年代後期にロジャーニコルス&ザ・スモール・サークル・オブ・フレンズ、ミレニアム、アソシエイション等に代表されるソフトロックを見事に現代風に焼きなおした感じで、⑩「ラブパレード」はもろに「ロジャニコ」の「Don't take your time」ですね~。またホーンアレンジなんかはCTI時代の「アントニオ・カルロス・ジョビン」を思わせます。
先週からずっと本作品を聞いてますが、なぜリアルタイムで聞いてなかったのが不思議なくらい、ホントいい作品です。